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西原宏一の「ヘッジファンドの思惑」

【2011年の相場見通し】豪ドルとスイスに
注目。豪ドル/円のターゲットは90円!

2010年12月24日(金)12:49公開 (2010年12月24日(金)12:49更新)
西原宏一

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 このため、商品市況、とりわけ、鉄鉱石価格が来年も堅調に推移すると予測されるために、資源国通貨である豪ドルの追い風となっています。

 ただ、先進国に先駆けて「出口戦略」を開始したRBA(豪州中央銀行)ですが、当面、追加利上げの予定はありません。

 あるエコノミストによれば、RBAは現在「クルーズコントロール」状態にあるとのこと。

 つまり、当面は利上げも利下げも行う必要がなく、現行の政策金利である4.75%が当面据え置かれる見込みです

各国政策金利の推移

(詳しくはこちら → 経済指標/金利:各国政策金利の推移

多くのエコノミストは、2011年の後半に豪州の利上げを予測しているようです

 そのため、2011年前半の豪ドル/米ドルは追加利上げというサポートに欠けるため、上昇は緩慢となり、当面は0.90~1.05ドルのレンジで推移するのではないでしょうか?

2011年の豪ドル/円のターゲットは90円がメドとなるか?

 一方、豪ドル/円は堅調な動きとなるでしょう。

 これは、主に米ドル/円が堅調に推移すると考えられるためです。

 先日、米国のオバマ大統領が共和党と合意した減税案は、いわゆる「ブッシュ減税」の2年間延長にとどまらず、総額約9000億ドルにのぼる事実上の「追加景気対策」であると言われています。

 この対策により、多くのエコノミストは米国の成長見通しを上方修正しました。

 ゴールドマン・サックスも、来年の米国の成長見通しを3.4%へと上方修正しています。

 これによって、米ドル/円が堅調に推移すると見られ、結果として、豪ドル/円も上昇しそうです。

豪ドル/円 日足(クリックで拡大)

豪ドルは、米国経済よりも中国経済の影響を受けやすく、中国の金融引き締め策により、一時的に値を崩す局面もあるでしょう。ただし、それは一時的な調整に終わるのではないかと考えています

豪ドル/円のターゲットは90円がメドでしょうか?


 それでは、みなさんにとって良いクリスマスでありますように。

 来年もよろしくお願いいたします。
 


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