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 野田財務相は３月18日（金）午前に行った会見で、午前９時から対米ドルで円売り介入を行ったことを明らかにした。

 同日の午前７時から７カ国（Ｇ７）財務相・中央銀行総裁会議の電話協議が行われ、その後の会見で発言したもので、午前９時から外国為替市場で協調介入を実施することで合意がなされた。

 また、今回の介入は市場安定に向けたもので、「特定の水準を目指すものではない」とも述べている。

 介入には米国、カナダ、欧州中央銀行（ＥＣＢ）が参加し、ＥＣＢはユーロ/円で介入を行ったと見られている。

米ドル/円 ５分足

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 Ｇ７の臨時会合を受けて、「われわれは、こうした困難な時における日本の人々との連帯意識、必要とされるいかなる協力も提供する用意があること、日本の経済と金融セクターの強靭さへの信認を表明する」などの声明が公表されている。

 また、日銀の白川総裁は緊急電話会議の終了後に「日銀は為替市場におけるＧ７各国との協調行動が、為替相場の安定的な形成に寄与することを強く期待している」との談話を発表した。

世界の通貨 ｖｓ 円 ５分足

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 市場介入を受けて、米ドル/円は79円台前半から81円台前半まで２円ほどの円安となっており、クロス円（米ドル以外の通貨と円との通貨ペア）も同様に円安に大きく振れている。

 株式市場では、円売り介入が好感されて、日経平均株価は一時、前日比で300円近い上昇となった。

（ザイＦＸ！編集部・小林由二）