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今井雅人の「どうする? どうなる? 日本経済、世界経済」

米景気回復のカギは雇用環境と住宅市場。
住宅着工が弱く、米ドルは戻り売り継続!

2011年05月26日(木)17:25公開 (2011年05月26日(木)17:25更新)
今井雅人

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アメリカの経済指標があまり芳しくない

先週のコラムでは、米ドルの戻り売り、特に、米ドル/円で82円台でのショートメークを推奨しました「金融引き締めが先になりそうな米ドルは戻り売りか。豪ドルは緩やかに上昇と予想」を参照)

 基本的には、今週に入っても、その考えは変わっていません。

 その理由は、なんと言っても、アメリカの経済指標があまり芳しくないからです。

 5月17日(火)に発表された4月の住宅着工件数は、年率換算で52万3000戸にとどまっており、市場予想の56万9000戸を大きく下回っていました

米国の住宅着工件数

(詳しくはこちら → 経済指標/金利:米国主要経済指標の推移

 また、3月と比べても10.6%のマイナスと大幅な落ち込みを見せています。

 同日発表された4月の建設許可件数に関しても、年率換算で55万1000戸にとどまり、市場予想の59万戸を割り込んでいます。前月と比べても4%のマイナスとなっています。

■米長期金利が低水準で推移し続けているということは?

 私はかねてから、アメリカの景気回復のカギとなるのは、雇用環境と住宅市場だとお話ししてきました。

 その住宅市場の低迷が続いているということは、当面、金融政策の転換はなさそうだと市場関係者は考えてしまいます

 実際のところ、アメリカの長期金利(10年もの国債の金利)を見てみますと、低水準で推移し続けていまして、反発して上昇する様子は今のところはありません。

 これから上昇するためには、かなり良い結果の経済指標が出てくる必要がありそうです。

米ドル/円 週足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 週足

米ドルは一般的に、米国の長期金利の動向に大きく影響されると、よく知られています。ある程度は、今回もその影響を受けるでしょう

 ですから、当面ということで言えば、米ドル/円の上値は重いと思われます。


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