6月2日(木)■『欧州の債務不安』と『金融市場のリスク許容度』、そして『明日に米国の雇用統計の発表を控える点』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『欧州の債務不安』と『金融市場のリスク許容度』、そして『明日に米国の雇用統計の発表を控える点』にあり。

米国の経済指標は、
・米)週間新規失業保険申請件数
・米)製造業受注
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・豪)貿易収支
・豪)小売売上高
翌・NZ)住宅建設許可
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・欧)トリシェECB総裁の発言
・6月月初要因
・明日に、米国の雇用統計の発表を控える点
・欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャの債務不安が燻る)
・金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが優勢に)
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・ECBの金融政策への思惑(6月9日にECB理事会)
・米国の金融政策への思惑
・金融当局者や要人による発言
・中国の景気動向及び金融政策
・為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
などの要因に注意。

★★★

明日に、米国の雇用統計の発表を控える。

本日の米国の経済指標の発表は、週間新規失業保険申請件数がメイン。
その他、製造業受注も発表される。

米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。

直近の金融市場は、欧州の債務不安が燻り続け、リスク許容度による流れが相場の方向性を先導している。
先週後半からは、株式市場や商品市場が反発したことで、リスク回避の流れに対して巻き戻しが優勢とっていたが、昨日の相場で再度リスク回避の流れが強まった。

本日は、引き続き、欧州の債務不安での影響や金融市場のリスク許容度による方向性を見極めつつ、明日に米国の雇用統計の発表を控えての動向に注意したい。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・10時30分：豪)貿易収支
・10時30分：豪)小売売上高
→小売売上高がメイン。発表での豪ドルへの影響は非常に大きい。ただ、本日はリスク回避ヨリの流れが強まっている点にも注意

・18時15分：欧)トリシェECB総裁の発言
→言及次第

・21時30分：米)週間新規失業保険申請件数
・23時00分：米)製造業受注
→2つの時間に2種類の経済指標。メインは週間新規失業保険にあり、明日発表の雇用統計の算出範囲ではないが、思惑が噴出しやすく通常よりも注目度が高い。あとは、明日に雇用統計の発表を控えてどういう流れになるかが重要

・翌7時45分：NZ)住宅建設許可


5月30日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼英国と米国が休場及び連休明けとなる点
▼欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャの債務不安が燻る)
▼金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが優勢に)
▼主要国の株式市場(米国中心)
▼主要経済指標(米国中心、週末に米・雇用統計の発表あり)
▼金や原油などの商品市場
▼ECBの金融政策への思惑(6月9日にECB理事会)
▼米国の金融政策への思惑
▼米国の長期金利の動向
▼金融当局者や要人による発言
▼5月月末・6月月初要因
▼中国の景気動向及び金融政策
▼為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)

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6月2日(木)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
・インドネシア休場 ・スイス休場(キリスト昇天祭) ・ASEAN・豪・NZ自由貿易会議(30日～3日開催)
08:50		日)マネタリーベース	×	-	+23.9%
10:30		豪)貿易収支	○	+20.0億	+17.4億
		豪)小売売上高	◎	+0.4%	-0.5%
		日)中村日銀審議委員の発言	△	要人発言
11:20		米)ウィリアムズ：サンフランシスコ連銀総裁 の発言	B	要人発言
17:28		英)建設業PMI	△	53.5	53.3
18:00		南ア)Naamsa自動車販売	×	-	+8.0%
18:15		欧)トリシェECB総裁の発言	○	要人発言
21:30		米)週間新規失業保険申請件数	AA	41.7万件	42.4万件
		米)第1四半期非農業部門労働生産性 【確報値】	B	+1.7%	+1.6%
		↑・単位労働費用【確報値】		+0.8%	+1.0%
23:00		米)製造業受注	BB	-1.0%	+3.0% (+3.4%)
23:30		米)週間原油在庫	BB	-	+62万
25:00		加)マックレムBOC副総裁の発言	△	要人発言
翌 07:45		NZ)住宅建設許可	○	+0.5%	+2.2%
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のモノ。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点 ※15時～20時に市場予想値(コンセンサス)の最新の数値をチェックし、更新した数値は赤字で表記

明日に米国の雇用統計の発表を控えるため、基本見送りで臨機応変に

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明日に米国の雇用統計の発表を控えるため、基本見送りで臨機応変に

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