6月9日(木)■『リスク回避の流れ』と『ECB政策金利発表後のトリシェ総裁の会見』、そして『米国の経済指標』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『リスク回避の流れ』と『ECB政策金利発表後のトリシェ総裁の会見』、そして『米国の経済指標』にあり。

米国の経済指標は、
・米)週間新規失業保険申請件数
・米)貿易収支
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・豪)失業率＆新規雇用者数
・英)貿易収支
・加)貿易収支
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・NZ)RBNZ政策金利＆声明＆四半期金融政策発表
・英)BOE政策金利＆声明発表＆BOE資産購入枠決定
・欧)ECB政策金利＆声明発表＆トリシェECB総裁の記者会見
・今週相次ぐ、米国の長期国債の入札(7日・3年債、8日・10年債、9日・30年債)
・欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャの債務不安が燻り続けている)
・金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが優勢に)
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・ECBの金融政策への思惑(本日に、ECB理事会結果発表＆総裁会見)
・米国の金融政策への思惑(ベージュブック公表明け)
・為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
・中国の景気動向及び金融政策
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。

★★★

本日は、RBNZ政策金利＆声明＆四半期金融政策発表とBOE政策金利＆声明発表＆BOE資産購入枠決定、ECB政策金利＆声明発表＆トリシェECB総裁の記者会見が行われる。

米国の経済指標の発表は、週間新規失業保険申請件数と貿易収支がメイン。

米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
今週相次ぐ米国の長期国債の入札は、米国の長期金利の変動要因。

ここまでの為替相場はドル売りヨリの流れが優勢だったが、昨日の相場で円買い・ドル買いヨリに傾いた。

本日は、円買い・ドル買いヨリに変化した為替相場の流れに注視しながら、ECB政策金利発表後のトリシェ総裁の会見や米国の経済指標の発表での変動に注目したい。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・06時00分：NZ)RBNZ政策金利＆声明＆四半期金融政策発表
→今後の金融政策への思惑が高まれば、大きな反応にも

・10時30分：豪)失業率＆新規雇用者数
→発表での豪ドルへの影響はカナリ大きい

・17時30分：英)貿易収支
→発表でのポンドへの影響はまずまず

・20時00分：英)BOE政策金利＆声明発表＆BOE資産購入枠決定
→思惑次第

・20時45分：欧)ECB政策金利＆声明発表
→総裁の経験が重要

・21時30分：欧)トリシェECB総裁の記者会見
→言及次第で

・21時30分：加)貿易収支
→発表でのカナダへの影響はまずまず

・21時30分：米)週間新規失業保険申請件数
・21時30分：米)貿易収支
→1つの時間に2種類の経済指標。同時刻に発表されるトリシェECB総裁の記者会見にも注視。意外と大きな反応になりやすいとみる


6月6日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼米国の雇用統計発表明けとなる点
▼欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャの債務不安が燻り続けている)
▼金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが優勢に)
▼ECB政策金利＆声明発表後のトリシェECB総裁の記者会見での発言
▼NZ、豪、英、欧と金融政策の結果発表が相次ぐ点
▼主要国の株式市場(米国中心)
▼主要経済指標(米国中心)
▼ECBの金融政策への思惑(6月9日に、ECB理事会結果発表＆総裁会見)
▼米国の金融政策への思惑(6月8日に、ベージュブック公表)
▼米国の長期金利の動向
▼金融当局者や要人による発言
▼今週相次ぐ、米国の長期国債の入札(7日・3年債、8日・10年債、9日・30年債)
▼金や原油などの商品市場
▼中国の景気動向及び金融政策
▼為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)

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6月9日(木)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
-
06:00		NZ)RBNZ政策金利＆声明発表	◎	2.50% 据え置き	2.50% 据え置き
		NZ)四半期金融政策発表	◎	-	-
08:50		日)第1四半期GDP【二次速報】 [前期比/前期比年率]	○	-0.8%	-0.9%
				-3.0%	-3.7%
		↑・名目GDP【二次速報】		-1.3%	-1.3%
		↑・GDPデフレーター【二次速報】		-1.9%	-1.9%
10:15		NZ)ボラードRBNZ総裁の発言	○	要人発言
10:30		豪)失業率	◎	4.9%	4.9%
		↑・新規雇用者数		+2.50万人	-2.21万人
14:30		仏)第1四半期非農業部門雇用者【確報値】	×	-	+0.4%
15:00		日)工作機械受注【速報値】	×	-	+32.3%
16:10		独)メルケル独首相の発言	△	要人発言
17:00		欧)ECB月例報告	△	-	-
		米)プロッサー：フィラデルフィア連銀総裁 の発言	B	要人発言
17:30		英)貿易収支	○	-75.49億	-76.60億
18:30		独)ショイブレ独財務相の発言	△	要人発言
20:00		英)BOE政策金利＆声明発表	◎	0.50% 据え置き	0.50% 据え置き
		↑・BOE資産購入枠決定		2000億 据え置き	2000億 据え置き
		南ア)製造業生産 [前月比/前年比]	×	-0.6%	+1.6%
				+5.0%	+4.6%
20:45		欧)ECB政策金利＆声明発表	◎	1.25% 据え置き	1.25% 据え置き
21:30		欧)トリシェECB総裁の記者会見	◎	要人発言
		加)新築住宅価格指数 [前月比/前年比]	△	+0.1%	±0.0%
				+1.8%	+1.9%
		加)貿易収支	○	+6億	+6億
		米)週間新規失業保険申請件数	AA	41.9万件	42.2万件
		米)貿易収支	A	-488億	-482億
23:00		米)卸売在庫	C	+1.0%	+1.1%
24:30		米)イエレンFRB副議長の発言	B	要人発言
		米)ピアナルト：クリーブランド連銀総裁の 発言	B	要人発言
26:00		米)30年債入札	BB	130億ドル
27:00		米)プロッサー：フィラデルフィア連銀総裁 の発言	B	要人発言
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のモノ。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点 ※15時～20時に市場予想値(コンセンサス)の最新の数値をチェックし、更新した数値は赤字で表記

ショートヨリ。下抜けで追随

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政策金利発表＆総裁会見消化までは、見送り

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