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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

警戒感からナンチャッテ介入騒動!
米経済イベントで議長の認識を確かめに

2011年07月14日(木)19:05公開 (2011年07月14日(木)19:05更新)
持田有紀子

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 昨日のアジア時間はユーロの買い戻しが激しくなった。朝には1.40台を回復した後はモタついていたが、中国の経済指標が良かったことで、マーケット全体がリスクテークの方向に傾き始めた。それまでギリシャやイタリア、アイルランドで下げていた分を取り戻そうかとするかのようなユーロ買い戻しの動きとなった。

 こうした動きの背景には、やはり夜にバーナンキ議長の発言をひかえているせいもある。バーナンキ議長のここ最近の発言はすべて国内景気に対して悲観的なものが目立ち、また先週の雇用統計もそれを裏付けしている。よってかれの発言にはきっと景気を下支えする必要があるとの見解が示されるのではないかという期待が大いにあったのだ。

 欧州時間ではユーロドルが一段高しえ1.41台も見る。ユーロ円などユーロクロスもすべて高い。しかし先日、格下げされアイルランドの国債スプレッドが過去最大にまで拡大したということで、再びユーロに売りが入った。私も何度か売りで臨んでみたが、20ポイント取るのがせいぜい。まあ、一昨日の1.38台から見ると300ポイント以上も上がって来ているのだから、下がりにくいというのも無理はない。

 いよいよバーナンキ議長の議会証言の時間となった。外部環境を見ると、まさしくリスクテーク一色となっている。米国株は大幅に上昇。原油も高い。実際にバーナンキ氏が話しはじめると、確かに景気刺激策の必要性も説かれたので、米国株はさらにラリーへ。クロス円の買いが主導する形で、ユーロドルは1.41台の後半まで一気に跳ねあがった。

 しかしニューヨークのランチタイム以降は、米国株が反転してきて下落に向かうこととなった。海外勢が見直し売りをしていたようだが、要するにバーナンキ議長は、“景気が悪い”と言っているのだ。具体的な刺激策かQE3の方針などが示されないと、リスクは取りづらいというところだろう。

 朝は早起きした。前日と同じようにバリューデートが変わる時期のドタバタに参加したいからだ。前日ほどの激しさはなかったが、やはり個人投資家を抱えるFX業者からの強制ロスカットがいくらか出てきて、ドル円は急落。ユーロドルもドル売りの流れに乗って1.42台まで上がってしまった。ドル円の78円台で何度か拾ってみては、すぐに売るの繰り返しをしたが、今回は上がりきらない。

 今日のアジア時間では79円台への回復は難しいのかもしれないなどと思っていたら、いきなりドル円が急騰し、あっという間に79.60近辺までシュートしているではないか!日本株も急騰している。介入?と思ったが、どうも様子が違う。断続的な買いという感じではないのだ。

 結局、なんちゃってだったようだ。だったら売ってみようと、ドル円をショートに振ってみた。しかしアゲインストにもならなかったが、あまりフェーバーにもならない。まったく面白くないのでポジションはクローズした。

 今晩はアメリカの生産者物価(PPI)や小売売上高が出る。円高が進んできているので、ちょっと経済指標の存在感は薄いものとなるだろう。ユーロドルの上値も気になるところだ。そうした値動きに注意を払いながら、昨日のバーナンキ発言がどのようにマーケットに消化されていくかを見極めたいところ。

 おおどころの企業決算も出てくるので、リスク回避に動き、すなわち株価が下攻めするようであれば、私は今度こそドル円の安いところでも、果敢に売りこんで行こうと思う。


日本時間 18時55分


 


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