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人民元/円の売り買い両建てで
スワップ金利をタダもらいする方法

2011年08月08日(月)東京時間 14:51

「『くりっく365』へ人民元/円などが上場。人民元/円は売るとスワップがもらえる!?」からつづく)

 前回の記事では「くりっく365」へ新規上場した中国人民元/円のスプレッド、スワップ金利(スワップポイント)などについてチェックした。

 今回はそこから考えられる人民元/円のトレード戦略について記してみたい。

■人民元は「管理変動相場制」となっている

 ただ、トレード戦略の話に入る前に、まず、人民元相場はそもそもどんなふうに動いているのか確認しておこう。

 現在の人民元相場は「管理変動相場制」となっている。

 「固定相場制」は為替レートが完全に固定され、変わらないもの。「変動相場制」は現在FXで取引されている主要通貨ペアのように、市場参加者の売買によって、相場が自由に変動するものだ。

 これに対し、「管理変動相場制」は相場は変動するのだが、当局が市場介入することで、その変動幅を一定の割合に止めるものをいう。人民元の場合は、毎日発表される基準値に対して、1日に上下0.5%しか変動させないことになっている。

 そして、1日に上下0.5%変動させるに際しては複数の通貨から成る「通貨バスケット」を参考にすると公式には発表されている。しかし、そのバスケットの構成比率は公表されていない。

 けれど、本当に「通貨バスケット」は参考にされているのだろうか?

■「通貨バスケット」は本当に使われているのか?

 以下は人民元/米ドルの為替チャートだ(※)。都合により、ローソク足チャートではなく、単純なラインチャートとなっているが、為替チャートをある程度見慣れている人なら、このチャートに不自然なものを感じるはずだ。

(※通常よく出てくるのは米ドル/人民元の為替チャートだが、今回は人民元/円のチャートと比較しやすくするため、米ドル/人民元ではなく、人民元/米ドルのチャートを掲載している)

人民元/米ドル 日足

 2008年7月~2010年6月は米ドルに対して固定相場制となっていたので、ほぼまっすぐな横線となっているのは当然。しかし、それが解除され、「通貨バスケット」による「管理変動相場制」になったとされた、それ以降のチャートはどうだろうか?

ゆっくり着実に、ほぼ直線的に上昇している。自由な取引によって形成された普通の相場ではこんなチャートには決してならない。同じ上昇するにしても、いったんは小さく下落したりしながら、波を描いて上昇していくのが通例だ。

 念のため、人民元/ユーロ、人民元/円のチャートも見てみよう。こちらは本物のチャートっぽい波を描いている。

人民元/ユーロ 日足
人民元/円 日足

 つまり、現在の中国の「管理変動相場制」において、参考にされているのは「通貨バスケット」ではなく、米ドルだけなのではないだろうか。もしくは、「通貨バスケット」の構成比率で米ドルの割合がものすごく高いかだ。

 そもそも「管理変動相場制」のもとで日々発表されている「基準値」は人民元の対米ドルに対するものだけのようでもある。 

■対円では人民元が上がるとも限らない

 「人民元はこれから上がるのが確実」というようなことが言われるが、現在の「管理変動相場制」が続く限り、人民元が確実に上がるのは対米ドルに限られるのではないだろうか。

対円では人民元が上がるとも限らないのである。

 実際、人民元/円のチャートと、米ドル/円のチャートを比べてみよう。

人民元/円 日足
米ドル/円 日足

 対米ドルで人民元が少しずつ上がっている影響が多少あり、人民元/円の下げ具合がやや緩やかではあるものの、基本的には両者ともよく似た右肩下がりのチャートになっている。

 当然の話ではあるが、人民元/円相場は米ドル/円相場の影響を受けてしまう。米ドル/円が下がっていれば、人民元/円も下がりやすくなるのである。

人民元/円が今後上がるかどうかには、米ドル/円が今後上がるかどうかという問題が大きく関わってくるのだ。

■人民元を買ってマイナススワップになることもある!

 ここで前回の記事で触れた「くりっく365」SBI証券における人民元/円のスワップ金利について、今一度おさらいしておこう「『くりっく365』へ人民元/円などが上場。人民元/円は売るとスワップがもらえる!?」参照)

 まず、「くりっく365」の「人民元/円買い」は次のように推移している(これは10万通貨あたり、1日あたりの数字。以下同)

●「くりっく365」の「人民元/円買い」
 ・8月1日(月)…マイナス519円
 ・8月2日(火)…マイナス428円
 ・8月3日(水)……プラス213円
 ・8月4日(木)……プラス444円
 ・8月5日(金)…マイナス506円

 次に「くりっく365」の「人民元/円売り」では、「人民元/円買い」に対して、金額の絶対値は同じで、プラス・マイナスが逆になるため、以下のとおりとなる。

●「くりっく365」の「人民元/円売り」
 ・8月1日(月)……プラス519円
 ・8月2日(火)……プラス428円
 ・8月3日(水)…マイナス213円
 ・8月4日(木)…マイナス444円
 ・8月5日(金)……プラス506円

 そして、SBI証券は記者の見た限りではここのところ、スワップ金利の変動はなく、おおむね以下のような安定した数字になっているようだった。

●SBI証券の「人民元/円買い」
 ・マイナス160円

●SBI証券の「人民元/円売り」
 ・0円

 さて、ここからいよいよ、人民元/円のスワップ金利をおもに狙ったトレード戦略について考えていきたいが、こうした戦略は今後、人民元/円のスワップ金利がある程度安定することを前提として成り立つものだ。その点はご注意いただきたい。

■為替の変動リスクなしに年利約14.9%のスワップ金利!

 ではまず、「くりっく365」の「人民元/円買い」が8月3日~4日のように高水準のプラススワップで推移すると仮定しよう。

 そして、前述したこれまでの実績からこのスワップ金利はざっくりプラス330円と仮定してみる。

 また、SBI証券の人民元/円のスワップ金利も現在と同じように、買いならマイナス160円、売りなら0円で安定しているものと仮定する。

 このとき、「くりっく365」で「人民元/円買い」を実行すると同時に…

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