9月7日(水)■『ドル買いが優勢な流れの継続』と『金融市場のリスク許容度』、そして『ベージュブックの公表』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『ドル買いが優勢な流れの継続』と『金融市場のリスク許容度』、そして『ベージュブックの公表』にあり。

米国の経済指標は、
注目度の高いものの発表はない。

米国以外の経済指標は、
・豪)第2四半期GDP
・英)鉱工業生産/製造業生産高
・独)鉱工業生産
・加)Ivey購買部協会指数
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・日)BOJ政策金利＆声明発表＆白川日銀総裁の記者会見
・加)BOC政策金利＆声明発表
・米)ベージュブック(地区連銀経済報告)
・金融市場のリスク許容度
・他の金融市場(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・米国の金融政策
・欧州の金融政策
・米国の債務問題
・欧州の債務問題
・米国の景気先行き
・欧州の景気先行き
・日本政府＆日銀による為替介入の実施と警戒感
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。

★★★

本日は、BOJ政策金利＆声明発表＆白川日銀総裁の記者会見、BOC政策金利＆声明発表、ベージュブック(地区連銀経済報告)の発表日。

注目度の高い米国の経済指標の発表はない。

米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。

ここ最近の為替相場は、金融市場のリスク許容度や欧州及び米国の景気先行き懸念、そして欧州の債務問題、FRBによる追加金融緩和策実施への思惑などを主要因に大きめに上下している。


本日は、まず最初に、 今週に入って続いているドル買いが優勢の地合いが継続するかどうかが重要。引き続き、金融市場のリスク許容度や欧州の債務問題、欧州及び米国の景気先行き懸念での変動にも注視したい。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・08時30分：豪)スティーブンスRBA総裁の発言
→言及次第。金融政策への思惑が高まれば大きな変動にも

・10時30分：豪)第2四半期GDP
→発表での豪ドルへの影響は非常に大きい

・正午過ぎ：日)BOJ政策金利＆声明発表
・15時30分：日)白川日銀総裁の記者会見
→注目度はそれなりにあるが、反応限定的か

・17時30分：英)鉱工業生産/製造業生産高
→発表でのポンドへの影響はまずまず

・19時00分：独)鉱工業生産
→変動のキッカケとして注視

・22時00分：加)BOC政策金利＆声明発表
→声明の内容次第。景気先行きや金融政策への思惑が高まれば大きな変動にも

・23時00分：加)Ivey購買部協会指数
→発表でのカナダへの影響はまずまず

※本日は『注目度の高い米国の経済指標』の発表はない
→ドル買いが優勢な地合いが続くかどうかが重要

・27時00分：米)ベージュブック(地区連銀経済報告)
→米国の景気先行きや追加金融緩和策実施に思惑が高まれば大きな反応にも


9月5日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼米国の雇用統計発表明けとなる点
▼米国が祝日(5日)で連休となる点(連休明けにも)
▼オバマ米大統領による経済・雇用対策に対する発言
▼ECB金融政策決定とトリシェ総裁の発言
▼週末に、G7財務相・中央銀行総裁会議(9日・10日)が開催される点
▼金融市場のリスク許容度
▼日本政府＆日銀による為替介入の実施と警戒感
▼主要な株式市場
▼主要な経済指標の発表
▼米国の長期金利
▼米国の金融政策(追加金融緩和策実施が主)
▼欧州の金融政策
▼米国の債務問題
▼欧州の債務問題
▼米国の景気先行き
▼欧州の景気先行き
▼中国の景気先行き
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場

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9月7日(水)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
-
08:30		豪)スティーブンスRBA総裁の発言	○	要人発言
10:30		豪)第2四半期GDP [前期比/前年比]	◎	+1.0%	-1.2%
				+0.7%	+1.0%
正午 過ぎ		日)BOJ政策金利＆声明発表	◎	0.10% 据え置き	0.10% 据え置き
14:00		日)景気動向指数【速報値】 [一致CI指数/先行CI指数]	×	108.9	108.8
				105.9	103.2
15:30		日)白川日銀総裁の記者会見	◎	要人発言
17:30		英)鉱工業生産 [前月比/前年比]	○	+0.2%	±0.0%
				-0.6%	-0.3%
		英)製造業生産高 [前月比/前年比]	○	±0.0%	-0.4%
				+1.9%	+2.1%
19:00		独)鉱工業生産 [前月比/前年比]	○	+0.5%	-1.1%
				+6.5%	+6.7%
20:00		英)キャメロン英首相の発言	△	要人発言
22:00		加)BOC政策金利＆声明発表	◎	1.00% 据え置き	1.00% 据え置き
		欧)レーン欧州委員の発言	△	要人発言
23:00		加)Ivey購買部協会指数	○	52.2	45.4
24:15		米)エバンズ：シカゴ連銀総裁の発言	B	要人発言
24:30		欧)ファンロンパイEU大統領の発言	△	要人発言
27:00		米)ベージュブック(地区連銀経済報告)	AA	-	-
29:00		米)ウィリアムズ：サンフランシスコ連銀総裁の発言	B	要人発言
翌 07:45		NZ)第2四半期製造業売上高	×	-	+2.9%
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のモノ。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点 ※15時～20時に市場予想値(コンセンサス)の最新の数値をチェックし、更新した数値は赤字で表記

ドル買いヨリの流れ継続で追随

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