10月6日(木)■『欧州の債務問題』と『金融市場のリスク許容度』、そして『トリシェ総裁の記者会見』と『明日に米・雇用統計を控える点』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『欧州の債務問題』と『金融市場のリスク許容度』、そして『トリシェ総裁の記者会見』と『明日に米・雇用統計を控える点』にあり。

米国の経済指標は、
・米)週間新規失業保険申請件数
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・ス)消費者物価指数
・加)住宅建設許可
・加)Ivey購買部協会指数
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・英)BOE政策金利＆声明＆BOE資産購入枠決定
・欧)ECB政策金利＆声明発表
・欧)トリシェECB総裁の記者会見
・中国市場休場(3日～7日)
・明日に、米国の雇用統計の発表を控える点
・10日(月)が祝日で、日本と米国及びカナダが連休入りとなる点
・金融市場のリスク許容度
・他の金融市場の動向(米株式、米国債(長期金利)、金、原油、米国以外の株式など)
・欧州の債務問題
・世界経済の先行き懸念(欧米の景気先行きが主体、中国の動向も)
・欧州各国の国債の動向
・日本政府＆日銀による為替介入の実施と警戒感
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。


★★★

本日は、BOE政策金利＆声明＆BOE資産購入枠決定とECB政策金利＆声明発表＆トリシェECB総裁の記者会見が行われる。
また、明日に、米国の雇用統計の発表を控える点や10日(月)が祝日で日本と米国及びカナダが連休入りとなる点も重要。

米国の経済指標は、週間新規失業保険申請件数がメイン。

米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利(米国債)及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。

ここ最近の為替相場は、欧州の債務問題や金融市場のリスク許容度(株式市場主導)、世界経済の先行き懸念などを主要因に大きく上下している。

本日は、引き続き、欧州の債務問題と金融市場のリスク許容度、世界経済の先行き懸念での方向性に注視しながら、本日のトリシェECB総裁の記者会見や米・週間新規失業保険申請件数、更には明日に米・雇用統計発表を控えての変動を見極めたい。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・16時15分：ス)消費者物価指数
→発表でのスイスフランへの影響はまずまず

・20時00分：英)BOE政策金利＆声明＆BOE資産購入枠決定
→今後の金融政策への思惑次第で大きな反応にも

・20時45分：欧)ECB政策金利＆声明発表
→直後のトリシェ総裁の記者会見に注目が集まる

・21時30分：欧)トリシェECB総裁の記者会見
→金融政策、インフレ、景気先行き、債務問題と数多くの話題のトリガーがあり、大きな反応につながりやすい

・21時30分：加)住宅建設許可
→発表でのカナダへの影響はまずまず

・21時30分：米)週間新規失業保険申請件数
→本日の米国の経済指標はこれだけ。明日に雇用統計を控え、算出期間は違うが思惑が噴出しやすい。同時刻に行われるトリシェECB総裁の記者会見での変動にも要注意

・23時00分：加)Ivey購買部協会指数
→発表でのカナダへの影響はまずまず


10月3日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼月初め＆四半期初めとなる点
▼金融市場のリスク許容度
▼欧州の債務問題
▼主要な株式市場の動向
▼世界経済の先行き懸念(欧米の景気先行きが主体、中国の動向も)
▼主要な経済指標の発表(週末には、米国の雇用統計が控える)
▼バーナンキFRB議長の経済見通しに関する議会証言
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場の動向
▼米国の国債の動向(米国の長期金利に影響)
▼欧州各国の国債の動向
▼日本政府＆日銀による為替介入の実施と警戒感
▼10日(月)が祝日で、米国が連休入りとなる点

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10月6日(木)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
・中国市場休場(3日～7日) ・明日に、米国の雇用統計の発表を控える ・10日(月)が祝日で、日本と米国及びカナダが連休入りとなる
16:15		ス)消費者物価指数 [前月比/前年比]	○	+0.1%	-0.3%
				+0.3%	+0.2%
17:10		欧)アルムニア欧州委員の発言	△	要人発言
19:00		独)製造業受注 [前月比/前年比]	△	±0.0%	-2.8%
				+4.7%	+8.7%
20:00		英)BOE政策金利＆声明発表	◎	0.50% 据え置き	0.50% 据え置き
		↑・BOE資産購入枠決定	◎	2000億 据え置き	2000億 据え置き
20:45		欧)ECB政策金利＆声明発表	◎	1.50% 据え置き	1.50% 据え置き
21:30		欧)トリシェECB総裁の記者会見	◎	要人発言
		加)住宅建設許可	○	+0.3%	+6.3% (-0.6%)
		米)週間新規失業保険申請件数	AA	41.0万件	39.1万件
23:00		加)Ivey購買部協会指数	○	54.8	56.4
		米)ガイトナー財務長官の発言	B	要人発言
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のモノ。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点 ※15時～20時に市場予想値(コンセンサス)の最新の数値をチェックし、更新した数値は赤字で表記

本日のレンジを見極めて

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リスク回避の巻き戻しが継続か？明日に控える雇用統計に向けた流れにも。NYタイム以降の流れに注視

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