11月16日(水)■『欧州の債務問題』と『金融市場のリスク許容度(欧米の株価主導)』、そして『米国の経済指標』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『欧州の債務問題』と『金融市場のリスク許容度(欧米の株価主導)』、そして『米国の経済指標』にあり。

米国の経済指標は、
・米)消費者物価指数＆【コア】
・米)対米証券投資【ネット長期フロー】＆【ネットフロー合計】
・米)鉱工業生産
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・英)失業率＆失業保険申請件数
・欧)消費者物価指数【確報値】＆【コア】
・NZ)第3四半期生産者物価
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・日)BOJ政策金利＆声明発表＆白川日銀総裁の記者会見
・英)BOE四半期インフレレポート
・英)キングBOE総裁の発言
・豪)スティーブンスRBA総裁の発言
・米国の主要企業の決算発表
・金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
・欧州の債務問題(ギリシャ主体からイタリアが焦点に、イタリア国債の利回り等も)
・他の金融市場の動向(米株式、米国債、金、原油、米国以外の株式など)
・日本政府＆日銀による為替介入への警戒感
・世界経済の先行き懸念(欧米が主体、中国の動向も)
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。


★★★

本日は、BOJ政策金利＆声明発表＆白川日銀総裁の記者会見やBOE四半期インフレレポートの公表が行われる。

米国の経済指標は、消費者物価指数と対米証券投資、鉱工業生産がメイン。

米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利(米国債)及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。

ここ最近の為替相場は、欧州の債務問題や金融市場のリスク許容度、世界経済の先行き懸念などを主要因に大きく上下している。

先週は、イタリアの債務問題に焦点が当たり、要人発言や国債の動向・思惑で大きく振れた。
今週に入っても、イタリア絡みの話題を中心に欧州の債務不安が燻り続けている。

本日は、引き続き欧州の債務問題と金融市場のリスク許容度での金融市場の方向性に注視したい。
特に、イタリア国債の利回りや欧米の株式市場の動向には大きな注目が集まっている。
また、本日も注目度の高い米国経済指標の発表が相次ぐ点も重要となる。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・正午過ぎ：日)BOJ政策金利＆声明発表
・15時30分：日)白川日銀総裁の記者会見
→注目度はそれなりにあるが、反応は限定的か

・18時30分：英)失業率＆失業保険申請件数
→発表でのポンドへの影響は非常に大きい

・19時00分：欧)消費者物価指数【確報値】＆【コア】
→確報値なので相場の気分次第。ユーロ変動のキッカケにはなりやすい

・19時30分：英)BOE四半期インフレレポート
・19時30分：英)キングBOE総裁の発言
→内容次第だが、景気先行きや今後の金融政策への思惑が噴出しやすく、変動のキッカケになりやすい。総裁の発言と合わせて注視

・22時30分：米)消費者物価指数＆【コア】
・23時00分：米)対米証券投資【ネット長期フロー】＆【ネットフロー合計】
・23時15分：米)鉱工業生産


・翌6時30分：豪)スティーブンスRBA総裁の発言
→言及次第

・翌6時45分：NZ)第3四半期生産者物価
→発表でのNZドルへの影響はまずまず


11月14日～の週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下
▼米国が連休明けとなる点
▼イタリア国債の入札(14日に5年国債・30億ユーロ)が行われる点
▼金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
▼欧州の債務問題(ギリシャ主体からイタリアが焦点に)
▼主要な株式市場の動向(欧米が主体)
▼世界経済の先行き懸念(欧米が主体、中国の動向も)
▼主要な経済指標の発表
▼金融当局者や要人による発言
▼米国の国債の動向
▼欧州各国の国債の動向
▼日本政府＆日銀による為替介入への警戒感
▼米国の主要企業の決算発表(株式市場に影響を与えやすい)
▼金や原油などの商品市場の動向

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11月16日(水)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
・ASEAN経済相会議・外相会議(15日・16日開催) ・米国の主要企業の決算発表
08:30		豪)ウェストパック先行指数	△	-	+0.8%
正午 過ぎ		日)BOJ政策金利＆声明発表	◎	0.10% 据え置き	0.10% 据え置き
15:30		日)白川日銀総裁の記者会見	◎	要人発言
18:30		英)失業率	◎	5.1%	5.0%
		↑・失業保険申請件数		+2.10万件	+1.75万件
19:00		欧)消費者物価指数【確報値】 [前月比/前年比]	○	+0.3%	+0.8%
				+3.0%	+3.0%
		↑・消費者物価指数【コア】[前年比]		+1.6%	+1.6%
19:30		英)BOE四半期インフレレポート	◎	-	-
		英)キングBOE総裁の発言	◎	要人発言
20:00		南ア)小売売上高 [前月比/前年比]	△	+0.5%	+0.7%
				+6.5%	+7.1% (+8.2%）
22:30		米)消費者物価指数 [前月比/前年比]	S	±0.0%	+0.3%
				+3.7%	+3.9%
		↑・消費者物価指数【コア】 [前月比/前年比]		+0.1%	+0.1%
				+2.1%	+2.0%
23:00		米)対米証券投資【ネット長期フロー】	AA	+500億	+579億
		↑・対米証券投資【ネットフロー合計】		-	+896億
23:15		米)鉱工業生産	AA	+0.4%	+0.2%
		米)設備稼働率	B	77.6%	77.4%
24:00		米)NAHB住宅市場指数	C	18	18
24:30		米)週間原油在庫	BB	-	-137万
25:15		米)ラッカー：リッチモンド連銀総裁の発言	B	要人発言
26:45		米)ローゼングレン：ボストン連銀総裁の発言	B	要人発言
翌 06:30		豪)スティーブンスRBA総裁の発言	◎	要人発言
翌 06:45		NZ)第3四半期生産者物価	○	-	+1.4%
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のモノ。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点 ※15時～20時に市場予想値(コンセンサス)の最新の数値をチェックし、更新した数値は赤字で表記

ショートで回転

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米国の経済指標発表後の変動狙い(発表後の反応に臨機応変)＆欧米の株式市場の動向での流れ狙い(基本的に株価が軟調でショート＆堅調でロング)

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