ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

田向宏行
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

S&P予定通りのユーロ9か国格下げ! ユーロは突っ込み売り体制でウォッチ

2012年01月16日(月)17:36公開 (2012年01月16日(月)17:36更新)
持田有紀子

一時4万円超えの「日経平均」や「NYダウ」、最高値更新の「金(ゴールド)」を少額から取引できる【CFD口座】を比較!

 木曜日にユーロが多少なりとも切り返して、1.28台まで付けた後の、金曜日の相場は大事な一日となるはずであった。同じほどでないにしても、もう一本の陽線を続けるだけで、だいぶユーロ売りは苦しくなる。ましてや1.30台が視野に入ってくる位置まで持っていけば、ユーロベアで構えて続けている私でも、一時的なビューの変更を迫られる重大な局面を迎えることになるのだ。

 欧州時間の序盤ではユーロドルは1.28台の後半まで駆け上がって、さらなる買い戻しの類を呼び集めていた。そもそもイタリアの国債入札はなんとかなるだろうとの思惑と、JPモルガンの決算発表で市場全体がリスクテークになるのではないかとの期待からであったのは言うまでもない。

 イタリア国債は入札が終了しても、セカンダリーマーケットでは長期債が下がったままで、利回りは高いまま。これで失望したのか、あれだけ高値追いをしていたユーロが反転の兆し…。私もユーロドルをショートにしようかと思ったが、すでに1.28台の前半まで下がってしまっていた。

 こうなったら21時に発表となるJPMの決算まで待ってやろう。そうしたら少しはバタバタの最中に数ポイントでも上で売れるのではないかという皮算用だ。もちろん本当に好決算だったら株高にもなるので、本来はそんな時はユーロ売りはできないものなのだが。

 決算は予想とほぼ同じだった。それでも20%以上の減益だったということで、材料出尽くし感と期待がなくなった感で、グローベックスでの米国株は下がり始めた。ここでようやく私もユーロをショートに振ることができたのだが、いかにも遅い手の出しようだ。1.27台に入ってからだ。しかも自分は売ってみた1.2776ではほとんどその値売りの状態だ。私は21時半から用事もあったので、ストップ注文を1.2805にプレースしておいた。

 途中はやはり1.28台にまで戻しそうな感じであったが、運が良かったのか、1.2800には届かず。22時半の貿易収支ではあまり動かなかったので、本日はもうこれで終了かとも思えた。キング牧師の日をひかえてアメリカは3連休に入るからだ。

 しかし急激にユーロが崩れ始めた。23時半の米国株オープンを待たずにユーロドルは1.26台も見た。夜中は仕事の関係者と飲みに行く予定だったし、私はとりあえず1.2709で買い戻したが、その後は昨年来の安値をも更新し、1.2622まで差し込んだようだ。

 この間はFTなど欧州系の報道で、フランスが格下げされそうだという観測が流れたのが原因だったようだ。当のS&Pはノーコメントを続けていたようだが、アーリークローズしたニューヨーク市場が終わった後に、公式に格下げを発表した。フランスやイタリア、ポルトガルなど全部で9カ国。

 そもそもS&Pは以前から格下げすると宣言していたので、決してフレッシュなニュースではないのだが、時間が時間だけに週明けのアジア市場でのマーケットがどうなるのかに関心が移った。

 そして本日の早朝には、個人投資家の投げ売りをともなってユーロは下方向をトライした。ユーロドルは前日の安値更新とはいかなかったが、ほぼ同値まで安値模索をしている。ユーロ円は97.16まで突っ込んで、こちらは安値更新。ユーロポンドも安値圏をはっている。

 日本株も軟調地合いとなっており、リスク回避の姿勢が鮮明になってきた。今夜はフランス国債の入札があり、格下げされた直後だけに注目を集めている。ユーロドルも1.26台のミドルから上に行かない。ここまできたら、新安値でストップ的にユーロを売り込んでいくしかなさそうだ。


日本時間 17時30分

 


 


取引コストで比べる スワップポイントで比べる
キャンペーンで比べる 人気ランキングで比べる
最低取引単位で比べる FX会社比較トップページへ
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング)
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.3pips原則固定 1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
【総合3位】 楽天証券「楽天FX」
楽天証券「楽天FX」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.4pips原則固定 1000通貨 28ペア
【楽天証券「楽天FX」のおすすめポイント】
業界上位水準のスプレッドと、株取引で培ったノウハウが活かされた、取引環境の良さが魅力のFX口座です。取引量に応じて楽天ポイントが貯まるので、楽天グループのサービスをよく利用する人にもおすすめ。また、楽天証券には大手ネット証券で唯一の、MT4を使うFX口座「楽天MT4」もあります。
【楽天証券「楽天FX」の関連記事】
■楽天証券「楽天FX」の特徴やスプレッド、スワップポイント、取り扱い通貨ペア数などを紹介!
▼楽天証券「楽天FX」▼
楽天証券「楽天FX」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年4月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

おすすめFX会社
link

人気の1000通貨自動売買『iサイクル注文』

外為オンライン

当サイトからの口座申込者限定!条件達成で特別に3000円プレゼント!

link

100万口座達成!

GMOクリック証券[FXネオ]

最短即日取引可能なGMOクリック証券!

人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
キャンペーンおすすめ10 経済指標速報記事 バイナリーオプション比較
キャンペーンおすすめ10 経済指標速報記事 バイナリーオプション比較
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る