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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

渋々が見え見えのユーロ圏のギリシャ支援
リスクオフ方向のほうが動きそう?

2012年02月16日(木)18:42公開 (2012年02月16日(木)18:42更新)
持田有紀子

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 昨日はアジア時間の午後からユーロドルのロングで粘っていたのに、結局のところ、1.3180くらいまでしかあがらずのままで、小動きのまま時間だけが経過。すでにトレンドフォローしたつもりの勢いもなくなっており、ポジション自体に意味がなくなりつつあった。6時間以上も持ってまだ利食いも損切りも出来ないということは、入りどころを間違ったのだともいえる。それほど良いコストでもないのだから。

 だが私のストップ注文は自分のロングのコストと同じ場所にあるので、最悪でもロスを計上することはないはずになっている。何とか1.32台に少しでも乗せて、そこで多少の買い増しを敢行し、ちょっとでも相場が下がり始めたら一気に売るというのがベストのシナリオではあるのだが…。

 それまではユーロロングのポジションキャリーをしているだけの理由は自分なりにあった。昼間の中国のEU支援の話で日本株高に限らず、グローベックスでの米国株もぶっ飛び状態になっており、すでに今年の最高値を越えてきているのだ。もちろん欧州株も高いままだ。その状態ではリスクオンにならざるを得ないだろうと見たのだ。しかし夜の22時前にいきなりユーロドルのストップ注文がダンになった。

 なんだかすごい勢いでユーロが落ちている。またギリシャ問題でも噴出したのか。グローベックスを確認すると、まだまだ高い位置にあるのだが、それでも落ちていることに違いはない。こうなったら、とっとと方針転換!私は速攻でユーロドルを売った。1.3109だった。すでに安いが仕方がない。

 私がユーロショートにド転をしてから、ユーロの最初の押しは1.3070くらいまでだった。そこでやっとニュースでも探す気になった。1.30台の後半にいるならば多少の余裕が出てくる。イランが欧州向けの石油を輸出停止にしたとか書いてあるが、確かに原油価格は102ドル台まで跳ね上がっている。しかしこれは激しいユーロ売りの要因ではなさそうだ。

 どうやら観測記事ではあるが、EU筋からの話としてギリシャへの第2次支援は4月の総選挙が終わってからになるのではというトピックが出ていた。そうだ、きっとこれに反応したのだろう。しかしその後のユーロドルはもう差し込まなくなってきた。むしろ1.31台に戻る局面もあって冷や冷やものだ。

 ニューヨーク株がグローベックスではせっかく高騰していたのに、ユーロ安のおかげでマーケット全体のムードが悪くなってしまい、現物相場が始まる頃には前日比でマイナス転するまでに上昇分を吐き出していた。結局、ユーロドルの戻りも私のコスト近辺までが最大の戻しであった。

 いろいろと細かい経済指標が出たようであるが、その前の値動きを凌駕するほどのことはなかった。市場の関心の多くは欧州の信用不安に移っている。私は利食いを1.3020に、損切りを1.3120にプレースして寝たが、朝まで決着はつかなかった。

 ニューヨーク市場ではユーロは全面安の安値引けとなった。ユーロポンドなんかは100ポイントも落ちているのだから、結構きつい下げである。テクニカル的にも売っていくべきところだ。私は昨日の安値である1.3045を割り込んだところから売っていた。

 売り増しになっているので、ポジションが膨らんでいる。あんまり長く持てないので、朝から私が目撃したなかでいちばん高いレベルである1.3060で買い戻しのストップ注文を置いた。利食いは値動きを見ながら施す。

 東京市場ではもっと仲値のほかにもユーロ円などの買い需要があると思ったのだが、ユーロドルはズルズルと下がる一方だった。お昼近くになって1.3000割れをトライ。しかし割れなかった。それでもショートカバーもあまり出ずに、戻りも限定的。欧州時間にバトンタッチするなかでついに1.29台には突入しているが、ここはもうちょっと粘りたいところだ。ここが今月の為替相場の肝になるかもしれないのだ。

 今晩もたくさんの経済指標が出るが、注目はアメリカの住宅着工とフィリー指数と言いたいところだが、やはりユーロ安が進んでいるだけに欧州初の要人発言に注意ということになろう。今日は昨日の反対でグローベックスでは大幅に安値攻めをしており、リスク回避が激しくなるかもしれない。それだけリスクテークのポジションもたまっているとも思われる。

日本時間 18時30分

 


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