ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

西原宏一_メルマガ取材記事
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

緩和期待が一気にしぼんでドル急騰!
ADP雇用待ってクロス円売り攻め?

2012年04月04日(水)17:02公開 (2012年04月04日(水)17:02更新)
持田有紀子

【ヒロセ通商】ザイFX!限定 最大11000円キャッシュバック実施中!

 昨日は東京市場で朝からドル円が安値突っ込みをした。これは84円台まで2回もトライした後の、それぞれのマックス押し目が81.80あたりだったことから、そのレベルを下にブレークしたことによるテクニカルな面での動きがメインであるのは言うまでもないが、短期的にも相当に円売りポジションが溜まっており、そのロスカットであった一面も大きい。

 しかしそうした短期的な需給の動揺による差し込みだったため、円高局面は長くは続かなかった。クロス円でみてもわかるように、ユーロ円やポンド円はここ最近の円高レベル、すなわちサポートされるべき押し目のラインを割り込んできていないのだ。私がその前日にレンジ相場だろうと読んで取り組んだユーロ円なんかは、同じ局面で108円のミドルまで。

 こんな具合でクロス円が着いてきていない円高ならば、そのうち反撃に遭うだろうと思った。そう思って見ているとドル円は急激に戻り出して、ランチタイムが終わる頃には82円台に完全に戻しきっていた。まったくもって、なんのこっちゃ!だ。

 ユーロ円では108円台がサポートだと考えていたので、そのレベルではどうしてもロングにしないといけないと思っていたのに、ドル円がこんな状態だったので、ユーロ円を逆張ってまで買うことに躊躇してしまい、何もできず。その後、欧州時間にかけて109円台の後半まで戻したのを見て、実に悔しい思いをした。

 昨日の夜は悔しかったからというわけではないが、雨風の騒動もあったし、22時には寝入ってしまっていた。まあ、大きなイベントもなく、またポジションも持っていなかったので気がたるんでいたのだろう。おかげで夜中の2時半過ぎに目を覚ますことが出来て、ちょうど頃合いもよく、議事録の公開に立ちあうことができた。

ドル円は最後に私が記憶していたレベルと同じで82円台の前半、ユーロドルは1.33台の前半だった。さすがにこれだけ米国株も高いのだから、それほども金融緩和への期待もないだろうと思えるのだが、議事録が発表されると追加緩和への見込みはなさそうだとの解釈が拡がり、為替相場は一気にドル高へと向かった。

 ドル円は82円台の後半へ、ユーロドルは100ポイント級の下落に、あっという間に起こってしまった。完全なドル相場となってしまい、私が個人的に注目していたユーロ円は109円台でだけの小動きだった。

 昨日、追加緩和への期待がはがれたことで、これから見ものになるのは日米欧の株価である。昨日の米国株は下げるには下げたが、ニューヨーククローズ間際に買い戻されて、前日比とほぼ変わらずで終了した。難なきを得たのだが、今日の日本株はそうは問屋がおろさない。日経先物は1万円の大台を割り込むと、巨大なストップ注文を巻き込んで大幅安へ。

 これがリスク回避の方向へいざなって、上がっていたドル円も急激に円高方向に向かいつつある。ユーロ円を売ってみたりもしたが、108円台後半では何度も止められている。ユーロ円は重たいものの、しぶとい感じもある。もしも次に108円台のミドルでとなれば、思い切って買ってみようかと思っている。

 今晩はADP雇用指数が注目だ。雇用は改善していると言いながらも、最近は20万人の増加ぐらいでは反応が鈍くなってきている。驚くためには25万人以上の数字がほしいところ。これが20万人くらいで上回ってしまうと、バーナンキ議長がおびえているように金曜日に出る雇用統計は悪いのではないのかという疑念が先立ってしまう。

 これをきっかけに株安が進めば、株安にともなってのクロス円の下落にもつながりそうだ。いよいよ下値ブレークの端緒になるかもしれない。結果次第ではユーロ円はショートへ作戦変更しようかな。


日本時間 17時00分
 


取引コストで比べる スワップポイントで比べる
キャンペーンで比べる 人気ランキングで比べる
最低取引単位で比べる FX会社比較トップページへ
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング)
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.3pips原則固定 1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
【総合3位】 楽天証券「楽天FX」
楽天証券「楽天FX」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.4pips原則固定 1000通貨 28ペア
【楽天証券「楽天FX」のおすすめポイント】
業界上位水準のスプレッドと、株取引で培ったノウハウが活かされた、取引環境の良さが魅力のFX口座です。取引量に応じて楽天ポイントが貯まるので、楽天グループのサービスをよく利用する人にもおすすめ。また、楽天証券には大手ネット証券で唯一の、MT4を使うFX口座「楽天MT4」もあります。
【楽天証券「楽天FX」の関連記事】
■楽天証券「楽天FX」の特徴やスプレッド、スワップポイント、取り扱い通貨ペア数などを紹介!
▼楽天証券「楽天FX」▼
楽天証券「楽天FX」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年4月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

GMO外貨[外貨ex]
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
メキシコペソ比較 経済指標速報記事 ザイ投資戦略メルマガ
メキシコペソ比較 経済指標速報記事 ザイ投資戦略メルマガ
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る