ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

ザイFX!キャンペーン比較
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

日銀会合への期待はやはり失望へ
さらに円買いできるか株価重視で

2012年04月10日(火)18:08公開 (2012年04月10日(火)18:08更新)
持田有紀子

【副業FXで勝つためのメルマガ】田向宏行さんのFXメルマガは儲かるのか? ダウ理論の転換トレードで検証したらこうなった!

 昨日も欧州のほとんどの国ではお休み。したがって欧州時間でのプレーヤーはほとんどいないことになり、為替相場も動きが少なかった。ドル円は81円台のミドル、ユーロドルは1.30台である、どちらもここ最近のレンジでいうと、ほぼ安値圏に位置している。しかるにその掛け算でできているユーロ円は安値張り付きなのは言うまでもなく、106円台の前半。いつ105円台に突入するかも秒読みのような格好となった。

 しかしニューヨーク勢が参入してきても動意づかないでいる。米国株は大幅安でスタートと書いてあるが、これはすでに金曜日のグローベックスのなかで下げてしまっているので、実体としては米国株もほとんど動かずのままである。外部環境が動かないのだから、為替相場だけ動けというのは無理というものだ。私は早々に寝入ることにした。先週、いろいろと事務的な仕事を大量にこなしたせいか、どうも体調がイマイチ。

 とは言いながらも、三文の徳でもないかと早起きはする。夏時間のニューヨーククローズに間に合うように朝の4時半には起き上がった。画面を見るとユーロドルが1.31台に戻っている。株価も高いのかと思うと、それほども上がっていない。ドル円もニューヨーク時間の午後はもっぱら高い方を攻めてばかりいたようだ。81円台の中盤よりも上というのは、どうも職種が沸かないレベルである。ユーロ円も下攻めをやめて、途中、1円以上も戻している。

 アジア時間では朝イチになる時間帯に、でバーナンキ議長が何か話すということで、それを期待してのリスクテーク、すなわち円売りが入ったようだ。ドル円も81円台の後半まで押し戻されて、ますます面白くない展開となってきた。こうなると昼間になるとみられる日銀の会合の結果を待つしかない。日銀の2月会合でドル円も上がったし、株価も上がったのだから、世の中の気分としては日銀が何とかしてくれるのではないかという期待だけが強まっている。

 しかし私の考えでは、あれは日銀のアクションのおかげで株高・円安というリスクオンの図式になったのではなく、やはり日本の貿易収支や経常収支の赤字化に懸念を示した外国勢によるものであったろうし、仮に日銀が何もしなかったとしても同じようにドル円は84円台近くまで、日経平均株価も1万円の大台を回復していただろう。上昇トレンドにあった世界の株価の流れの背中を押したという効果くらいはあったかもしれないが、日銀によって持ち上げられたポーションは少ない。

 逆に言うと、一般的には日銀の政策期待が高まってしまっただけに、実際のアクションの中味が公表されるたびに、今後は失望売りを誘うのではないかと考えるのである。そのたびに株価は期待で上げて、すぐに失望で下がる。リスク的な観点からドル円やユーロ円も同じことになってしまうのはないだろうか。

 そういうわけで私は日銀に合わせてリスク回避作戦に出ることにした。もちろん積極的にポジションを取っていくならば、朝からドル円やユーロ円をロングにし、会合結果が出たらそこでひっくり返すのがもっとも効率が良い。しかしこれはあくまでの想定の話なので、フルにリスクを取っていく必要もあないだろう。

 いつもは12時半に出るのに、12時過ぎに早めに出てきた。私はランチを取りつつ、あらかじめ決めていたことなので、ドル円をレートも見ずに売った。81.62だった。午前中のドル円の高値が81.86だったので、81.90でストップ注文を置いて、あとは様子見。マーケットに任せるしかない。

 しばらくは81.50くらいでもんでいたが、日本株もアジア時間の終盤に向けて下がってきたのでようやくリスク回避の流れが強まった。ドル円も81円台の前半にさしかかり、昨日の安値である81.20を攻める態勢にはいった。私ももうちょっとは走るだろうとは考えてはいたものの、いちおうテクニカルポイントに敬意を表して81.27で利食いした。

 欧州市場は休み明け。金曜日と月曜日の分の株安が一気に現物株の相場を襲った。レベル的にはフェアバリューなのだが、一見、大幅安に見える。それで日経先物も9400円台に突入した。これでドル円も一段安したのだが、私としてはもうちょっと様子を見たい。今晩もイベントはないので、株価重視の姿勢には変わりはない。


日本時間 18時00分

 

 


取引コストで比べる スワップポイントで比べる
キャンペーンで比べる 人気ランキングで比べる
最低取引単位で比べる FX会社比較トップページへ
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング)
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.3pips原則固定 1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
【総合3位】 楽天証券「楽天FX」
楽天証券「楽天FX」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.4pips原則固定 1000通貨 28ペア
【楽天証券「楽天FX」のおすすめポイント】
業界上位水準のスプレッドと、株取引で培ったノウハウが活かされた、取引環境の良さが魅力のFX口座です。取引量に応じて楽天ポイントが貯まるので、楽天グループのサービスをよく利用する人にもおすすめ。また、楽天証券には大手ネット証券で唯一の、MT4を使うFX口座「楽天MT4」もあります。
【楽天証券「楽天FX」の関連記事】
■楽天証券「楽天FX」の特徴やスプレッド、スワップポイント、取り扱い通貨ペア数などを紹介!
▼楽天証券「楽天FX」▼
楽天証券「楽天FX」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年4月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

GMO外貨[外貨ex]
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
トレーディングビュー記事 経済指標速報記事 キャンペーンおすすめ10
トレーディングビュー記事 経済指標速報記事 キャンペーンおすすめ10
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る