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ユーロ/ドルはヘッド&ショルダー完成か?
1.2950ドル割れなら1.24ドル台へ急落も!

2012年05月09日(水)東京時間 13:23

 個人的には、基本的な考え方を変える必要はないと思っている。大局で判断すれば、「ユーロ売り」で戦うべきである「米金融緩和の継続は新材料とはならない。1.33ドル乗せでも、ユーロは戻り売り戦略!」など参照)

■米雇用統計発表後の値動きが限定的となったワケは?

 5月4日(金)に、4月分の米国雇用統計の結果が発表された。事前の市場予想では、失業率は8.2%(前回3月分は8.2%)、非農業部門雇用者数(NFP)は+16.0万人(前回3月分は+12.0万人)であった。

 これに対して、発表された結果は、失業率は8.1%、非農業部門雇用者数(NFP)は+11.5万人で、さらに、前回3月分のNFPが+12.0万人から+15.4万人へと上方修正された。

 失業率は0.1%改善したものの、非農業部門雇用者数(NFP)は、事前予想よりもかなり悪い結果となった。

 3月分のNFPが上方修正されたことを含めても、トータルでは、米国にとって悪い結果と言えるだろう。

 これを受けて、発表直後のマーケットでは、米ドル/円は「米ドル売り・円買い」となり、ユーロ/米ドルでは、少しであるものの、「ユーロ買い・米ドル売り」に反応した。

 しかし、5月4日(金)のニューヨーク市場の米国雇用統計への反応は、実質的には、発表直後の30分程度だった

市場関係者の多くは、5月6日(日)に控えている仏大統領選の決選投票とギリシャの総選挙をにらんでいたようだ。

 前者の仏大統領選の決選投票では、現職のサルコジ大統領が負けて、
オランド氏が新大統領になる場合、欧州の不良債権処理に混乱が生じる可能性があるということに、マーケットは注目していたと見ている。

 サルコジ大統領の落選は、週明けの5月7日(月)以降、「ユーロ売り」の材料にされると考えたからだ。

 また、後者のギリシャ総選挙では、連立与党が過半数を確保できない場合、ギリシャが現在行っている財政緊縮策は遂行し難くなる。

 ギリシャの財政再建は、ただでさえ難しい。個人的には、現在のままでも不可能と考えているが、ギリシャの政治が混迷して不安定になれば、絶対に不可能となる。

 さらに、連立与党が過半数を保てない場合、ギリシャのEU(欧州連合)離脱も視野に入れる必要が出てくるため、やはり、5月7日(月)以降の相場で、「ユーロ売り」の材料にされると考えられたのだ。

■週明けにマドを空けて急落し、売りシグナルが点灯した

 それでは、今回はユーロ/米ドルの1時間足チャートからご覧いただきたい。

ユーロ/米ドル 1時間足(クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 週明けの5月7日(月)のユーロ/米ドルは、マド(Gap)を空けて急落して始まった。「マド(Gap)」を作った時点で、それは「売りシグナル」となる。

 オセアニア・アジア市場では、1.29ドル台ミドルまで下押しした。だが、1.2950ドルにはタッチせず、欧州市場では逆に、マドを埋める動きとなった。

 欧州市場だけでなく、その後のニューヨーク市場でも「マド埋め」にトライした。しかし、1時間足のチャートに示したとおり、今のところは「マド埋め」は完了していない

 『リバウンドはマド埋めまで』の相場格言に従うと、リバウンドのメドは1.3080ドル近辺となるが、目先の相場で、この「マド(Gap)」を埋めるのか、埋めないのか、それを当てるのは不可能だ。

 個人的には、「マド(Gap)」=「売りシグナル」のセオリーに従って、「ユーロ売り・米ドル買い」でよいと考えている。その場合のターゲットは、1.2950ドルを明確に下抜けることを前提にすると、今のところは、1.2500ドル近辺がよさそうだ。

 一方、ストップ・ロス・オーダー(損切り注文)は、当面のところはセイフティをとって(余裕を持って)、1.3200ドル近辺と考えている。

■月足では、現在は「高値圏での乱高下」を見せている

 続いて、ユーロ/米ドルの月足チャートをご覧いただきたい。

ユーロ/米ドル 月足(クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 ユーロ/米ドルは、0.8200ドル近辺の安値から1.6000ドル近辺まで大きく上昇した。そして、1.6000ドル近辺で高値をつけてからは、安値は1.2000ドルレベル、高値は1.6000ドルレベルのゾーンで、大きく上下動を繰り返している。

 この大きな上下動については、個人的には「高値圏での乱高下」だと判断している。いつもではないが、一般的には、この「高値圏での乱高下」は「売りシグナル」となる。

 つまり、この大きな上下動は、いずれ、ネックライン(下限)を下に割り込むという示唆と推測している。当然ながら、1.2000ドル近辺のネックラインを割り込む場合は、その後に大きく下落するだろう。

 なお、サポートラインとしてピンクの破線を加筆した。2007年頃から現在に至るまでで、大きく、頻繁に、激しい上下動を繰り返したことを示すためだ。

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松田哲の「FX一刀両断!」
松田 哲 (まつだ・さとし)

早稲田大学法学部卒業。三菱信託銀行、フランス・パリバ銀行、クレディ・スイス銀行などを経て、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーとして活躍。現在は松田トラスト&インベストメント代表取締役として、法人・個人向けコンサルティング業務を行っている。著書『外貨崩落』(技術評論社)などで米ドル/円相場、クロス円相場の下落を見事的中。近著に『1勝9敗でも勝てる松田式FX!』(ダイヤモンド社)がある他、『FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?』(技術評論社)、『FXの教科書』(扶桑社)、『投資で浮かぶ人、沈む人』(PHP研究所)、『FX「シグナル」を先取りして勝つ!』(技術評論社)などの著書がある。

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