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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

やはり日銀会合は失望へ
久しぶりにドル円ショートで臨む

2012年07月12日(木)18:12公開 (2012年07月12日(木)18:12更新)
持田有紀子

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 最近の為替相場は思い切り、リスクのありようによって左右されつづけている。リスクが高まるとなると日本円が買われリスクが薄まるとユーロなどが買われるというもの。欧州時間であれば、最近注目のスペイン債が目安になっている。7%の大台に乗せてくると文句なくユーロ売り。そこを少しでも下回れば安心感ということで、ユーロの買い戻しだ。

 ニューヨーク時間では米国株はもちろんのこと、リスクの先行指標としてワークしている原油価格の動向に振らされる。もちろん値幅の大小はあるとはいえ、ほとんど方向はこれで決定されてしまう。それまで要人の発言内容やテクニカルな値動きから慎重に判断して作ったポジションであっても、目の前での外部環境の変化がリスク動向の増減を示している場合は、そちらの方が重視ということにならざるをえない。

 そして実際、私のポジショニングもそれらに大いに振り回されている次第だ。昨日の欧州序盤ではユーロドルは1.22台の中盤でスタートしたので、私も戻り売りの態勢で臨んだ。今年の最安値は前日の安値であり、1.2236だ。もう50ポイントもない。今年のユーロドルのレンジ幅が1200ポイントあまりであることを考えると、もうほとんど加限に張り付いているといってもよい状況である。

 ユーロドルの安値は頑強にサポートされているわけではなく、ほぼ毎日のように更新されている。ユーロベアになっても当然であろう。私も1.2268や1.2274なんかで何度も売ってみたりするのだが、どうもアジア時間の午後からはユーロの買い戻しのほうが力強いようである。本来ならば下げ始めるところを押さえて売り込んでいきたいところなので、気合の入っていないユーロショートである。

 したがってすぐにアゲインストにいったらロスカットしてしまう。このところずっと気にされているスペイン債が7.0%を割れている。これを好感してリスクテークになっていることは言うまでもないが、こうなると私の相場観もめげてしまう…。しばらくはやめにしておこう。

 スペイン債の利回りが低下してきたことは喜ばしいことかもしれないが、10年もので6.8%などというのは依然として高い水準であることには間違いがない。そして警戒していたユーロの巻き返しもかなり限定的だ。ユーロドルは上がるには上がったが、1.2300を触ることができず。

 アメリカの貿易収支を前にユーロが再び売り込まれてきたので、私もそれに便乗することにした。ユーロドルを1.2278で売った。まあ、ロスカットは触らなかった1.2300でよいだろう。私は翌朝の早い時間から外出する用事があるので、利食い注文は置かずに早々と寝た。

 朝、起きると、ユーロドルはやはり数ポイント新安値を更新していたようだ。そこから戻ってきての、1.2240あたりだった。とりあえず私は早朝の為替相場で買い戻してフレッシュに出直し。利食い注文を置いておかなかったのは、ひょっとすると投げ売りなどを巻き込んで、朝になると1.21台の中盤とかになっているのではないかという色気もあったからだ。

 でも、結果はいたって普通の相場だった。多少は海外市場で株価が下がっているし、ユーロクロスはいずれも安い。ユーロ円をはじめユーロポンドなど、ユーロクロスは今月の安値をブレークしていた。

 そうしたなかで日銀の会合の結果発表となった。すでにその数時間前までにブラジル中銀も韓国中銀も利下げをしており、国債協調という立場からはぜひとも日本も何とかしないといけないところ。しかし過去の20年に何度も利上げのチャンスがあったにもかかわらず、なにもしてこなかった災いがたたった。もう下げるべき金利がないのである。

 日銀の金融政策は変更なしなのは当然であり、またコンセンサス通りでもある。多少の資金操作の出し入れで何かアクションを起こしたことを見せようとしているのかもしれないが、実質的な効果はまるでなさそう。円相場はファーストアクションとしては円安方向で反応したが、ドル円は80円ちょうどをつけきれず。

 これは昨夜のユーロドルの戻しの1.2300と同じようなものだ。私は80.00でストップ注文を置いて、ドル円を79.77で売ってみた。このドル円は78円台まで持ってみたいとも思っている。それだけ日銀のノ-アクションというのは、相対的な円金利の上昇を意味しているからだ。完全に過去の無策のツケが今になって回ってきたという感じだ。


日本時間 18時00分

 


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