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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

円安相場が続いているが・・・
今晩も気になる米国株のゆくえ

2012年11月19日(月)16:55公開 (2012年11月19日(月)16:55更新)
持田有紀子

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 衆院の解散が発表せられて、日本株と欧米の株価が分断されている状況なので、アジア時間では特にリスクの観点から相場に入るのが難しくなった。大統領選の後で米国株が急落しており、あれだけ金融緩和への期待だけでラリーを続けていた米国株も今年の半値を下回っきて、さらなる機械的な売りものを呼び込んでいるところ。

 一方で日本株はというと野田首相が解散を決定したものだから、現状打開への期待だけが強まって円安が進み、株高となっている。あまりにもきれいな逆行高である。それゆえリスクのありように関する判断は株価だけからは困難な状況となっている。ともかくも言えることは、安倍総裁の発言をまともに受け取るわけではないが、マーケットとしては日銀による金融緩和がより積極的なものになるのではなかろうかという観測が強まっていることである。

 それゆえに円売りには大きめのバイアスがかかっている。ドル円が81円台に乗せてきて、これでもう十分ということはないだろう。今しばらくは円安の傾向が続くものと思ってかからねばならないだろう。次のドル円の注目ポイントは今年の3月につけた年の高値である84.17であり、同時にユーロ円も戻し高値の111円台を見ている。まだ遠い感じもするが、行くとしたら存外にスルッと行ってしまうのではないだろうか。

 米国株が反転、上昇してくるようなことにでもなれば、ますます日本株の上昇も正当化され、リスクテークに弾みがつき、勢いに乗って2010年の民主党代表選の直後の為替介入時に戻した85円台もありうるのかもしれない。

 先週の金曜日の欧州市場では、ドル円は81円ちょうどを割り込んだりする局面もあった。グローベックスでの米国株が週の安値をトライする動きをやめなかったからである。我々、日本人から見ると「財政の崖」の問題だって、どうせ何かしらの妥協が成立するはずなのにと思えてしまうのに。今年に限らず今までだって財政問題や資金繰り問題で困窮を極めても、なんやかんや言いつつ、最終的には議会との合意に至っているではないか。

 それでも今年の株価ラリーの中で多くのリスクテークのポジションも積み上がってしまい、その解消に汲々としているところでもあるのだろう。なかなかドイツ株や米国株は底打ちの感が出てこない。そのうちバイトマンドイツ連銀総裁も「救済は無制限ではない」と言って、ちょっとスペインやギリシャを見はなしたようなことをコメントした。

 そんなことを言うものだから、ユーロ売りもかさんできてクロス円も下げ傾向に。私はドル円をここから買うのであれば、前日の高値である81.45を完全に上抜けしてからにしようと考えていたので、ドル円には手を出さなかった。

 日付が変わるころになると、米国株の下げが加速してきた。そこで私も寝る前の日と勝負だと思って、ユーロドルを売り込んでみた。1.2704を勢いで売ったが、このステージでの安値は1.2690あたりまで。すぐに1.27台に戻し、私もすぐに買いも戻した。そのまま突っ込まないのにショートポジションをキープしていても仕方がない。

 これはトレンドフォローの鉄則だ。私は寝てしまったが、その後でオバマ政権と議会側との話し合いの結果がもたらされ、妥協も可能であるとの報道が流れ、相場は強烈なリスクテークとなった。米国株の急上昇は利食い売りもこなして継続し、そのままニューヨーククローズでは高値圏での引けとなった。

 週明けの市場は、円安方向を攻め立てた。ドル円は先週の高値である81.45を越えてくると81.59まで上昇。一気にロスカットを巻き込んだかに見えたが、その後は利食い売りに押されている。先週末の米国株の上昇に弾みがついてくるかどうか、欧州序盤にかけて要ウオッチとなろう。株価上昇が継続すれば、円売りも再開されるものと思われる。

 今週の注目材料は、やはり財政の崖への米政権の対応の在り方であり、今また緊張の度合いを高めているイスラエルのガザ地区への進行であろう。どちらも敏感にマーケットのリスクに反応する性質を抱えている。株価がもうちょっと戻らない限りは、経済指標が多少良いものが出てきても、マーケットはそれには反応しづらそうだ。

 

日本時間 17時30分
 


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