ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

ザイFX!キャンペーン比較
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

リスクテークになり切れないドル円、
ADP雇用指数に要注意!

2013年03月06日(水)17:09公開 (2013年03月06日(水)17:09更新)
持田有紀子

【副業FXで勝つためのメルマガ】田向宏行さんのFXメルマガは儲かるのか? ダウ理論の転換トレードで検証したらこうなった!

 昨日はアジア時間でドル円が93円割れを喫したが、欧州序盤では93円台に戻してのスタートとなった。朝は93円台の中盤だったので、値動きだけから判断すると重いと言わざるをえない。

 朝の高値である93.53と、その後の安値である92.92の半値である93.22アラウンドが、戻りのポイントとして意識される。またドル円を売りたい人は、その手前でオファーしてくるだろう。株価が急騰、もしくは暴落でもしない限りは、そのようなレンジで動くのではないかと思い、私もドル円の戻り売り態勢に入っていた。

 18時前に出たドイツのサービス部門の景況感が予想を上回って、ユーロ買いが強まった。ユーロドルは50ポイントほども上昇したが、やがて反落。どうも1.30台のミドルアッパーは売っておきたいプレーヤーが多いようだ。為替でのリスクテークの動きは1時間もしないうちにおさまったのだが、景況指数をうけて欧州株のほうは持ち上がった。

 そもそも今年の最高値の近くまで迫っていたのだから、株価の上昇圧力は高いものであったのも事実。ドイツ株などが大幅高になって、それにツラれる形で、グローベックスでの米国株もジワジワと上がりだした。それでもドル円は思ったほども上がらず、売りたいと思っていた93.20レベルは重そうだ。

 ニューヨークオープンが近づくと、米財務次官が通貨安競争に歯止めをかけるような発言をした。また暗に日本の外債購入にも否定的な見解を示した。これで形の上ではドル円やユーロ円の頭が押さえつけられた格好にもなった。しかし戻りを待っていた私にとっては残念。後は株価次第というところだ。

 ドイツの景況感が良かったことで、欧州時間のうちからグローベックスで強ぶくんでいた米国株だったが、ISMの非製造業の景況指数が出ると、これもまた予想を上回ったので、マーケットは大きくリスクテークに傾いた。米国株は今年の最高値水準を越えてきて、その後もほとんど押し目は作らずに上値トライ。

 ドル円も93.50あたりまで上がったのだが、こんなリスクテークの状況の中でドル円を売り込むのは、いかにも危ない。ちょっとパスすることにして、次のチャンスをうかがうしかない。またこのまま米国株の堅調さが続けば、むしろドル円やユーロ円を買っていかねばならないところだ。

 しかしニューヨーク市場の午前場では、米国株が大いにラリーしている割には、ドル円の上昇は限定的だった。やはり財務次官の釘刺しが効いているのだろうか。ドル円はもっぱら93.50以下で推移した。クロス円も小動きに終始した。

 今日の東京マーケットでも株高が強まって、日経先物は今年の最高値を更新してきた。これは海外市場に合わせる動きなので納得がいく。しかし為替相場ではそれほどもリスクテークの状況を醸していない。朝からダラダラとドル円は落ちてきている。92円台に突っ込む場面すらあった。ちょっと方向感の裏付けが取りにくいところなので、私としては積極的にポジションを取りたくない相場つきだ。

 今晩の注目は遅行指標だとわかってはいても、やはりADPの雇用指数だろう。昨今はFRBなどのQE3の早期縮小も話されている状況なので、雇用の著しい改善にはマーケットは極端に反応してもおかしくはない。ADPをもって世の中の雇用のすべてを語るのは危険であるが、マーケットがなにがしらの株高の理由、すなわちここからさらにリスクテークに及んでいけるかどうかの根拠を欲しているので、過度な反応には注意して臨まなければいけない。

 すでにダウ平均などは歴史的な高値水準にいるので、利食いの理由を欲しているのも事実。雇用のデータが良ければ金融緩和がなくなる不安に襲われ、データが悪ければ悪いでリスクオフになることを懸念する。そうした展開が週末の雇用統計まで続きそうだ。私もリスク回避の方向にポジションを張ろうと思って頑張っているが、なかなか相場がそうならないので手数も減ってしまっている次第(涙)。


日本時間 17時00分


 


取引コストで比べる スワップポイントで比べる
キャンペーンで比べる 人気ランキングで比べる
最低取引単位で比べる FX会社比較トップページへ
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング)
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.3pips原則固定 1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
【総合3位】 楽天証券「楽天FX」
楽天証券「楽天FX」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.4pips原則固定 1000通貨 28ペア
【楽天証券「楽天FX」のおすすめポイント】
業界上位水準のスプレッドと、株取引で培ったノウハウが活かされた、取引環境の良さが魅力のFX口座です。取引量に応じて楽天ポイントが貯まるので、楽天グループのサービスをよく利用する人にもおすすめ。また、楽天証券には大手ネット証券で唯一の、MT4を使うFX口座「楽天MT4」もあります。
【楽天証券「楽天FX」の関連記事】
■楽天証券「楽天FX」の特徴やスプレッド、スワップポイント、取り扱い通貨ペア数などを紹介!
▼楽天証券「楽天FX」▼
楽天証券「楽天FX」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年4月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

GMO外貨[外貨ex]
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
バイナリーオプション比較 キャンペーンおすすめ10 経済指標速報記事
バイナリーオプション比較 キャンペーンおすすめ10 経済指標速報記事
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る