上昇相場でも過熱感なく、下値はしっかり。
米ドル/円、クロス円は緩んだら買いを！

2013年03月15日(金)12:41公開 (2013年03月15日(金)12:41更新)

今井雅人

■日経平均は連日高値更新！下値は相当しっかり！

みなさん、こんにちは。

昨日（３月14日）も日経平均株価は上昇し、１万2381.19円をつけています。前日比140円以上の上昇で、終値ベースでは2013年の最高値をつけることとなりました。

日経平均株価日足

また、３月12日（火）に内閣府と財務省が発表した１～３月期の法人企業景気予測調査によると、大企業の景況感を示す景況判断指数は1.0となり、２四半期ぶりに上昇しています。

2012年10～12月期のマイナス5.5からプラス圏に浮上しており、先行きの見通しについても、７～９月期まで改善が続くと見られています。

また賃金についても引き上げの話がいろいろと出てくるようになっています。このようなポジティブな材料が相次いでいることも、株価の下支え要因になっているのでしょう。

1万2000円が１つの節目になると思っていましたが、このレベルを抜けてきても、過熱感が見られないのも特徴的です。下値は、相当しっかりしていると思います。

【参考記事】
●イタリア選挙で波乱！米国経済は回復へ。ドル/円95円、日経1万2000円の壁は厚い（２月28日、今井雅人）

不動産市場にもお金が流れているようです。１つの判断材料として、東証ＲＥＩＴ指数（※）を見てみると、2012年末頃から1.5倍程度まで上昇しています。

（※編集部注：「東証ＲＥＩＴ指数」とは、日本の不動産投資信託（Ｊ-ＲＥＩＴ）の値動きを示す代表的な指数）

Ｊ-ＲＥＩＴの値動き

ちょっとしたミニバブル状態です。それでも、繰り返しになりますが、今回の動きは、過熱感がそれほど見られないということが大きな特徴です。

決して、買われ過ぎてここから急反落、という動きではなく、仮に調整があったとしても、そのタイミングでエネルギーをためて上へ上へと堅調な動きを続けていくことになるでしょう。

為替相場に関して言えば…

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