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西原宏一_メルマガ取材記事
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

ドル円100円台中盤はレジスタンスに、
ADP雇用など重要イベント注目!

2013年06月05日(水)17:59公開 (2013年06月05日(水)17:59更新)
持田有紀子

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 昨日の欧州序盤では、ドル円があっさりと100円台に戻してスタートした。私も99円台の後半でショートにしていたので、いったんは撤退を余儀なくされた。さて次の注目はドル円の戻りである。前日の欧州時間では100円割れトライの失敗の後は、マックスで戻りは100.50までだった。そこでここが目標になる。

 ここをバックにまた売り仕掛けてみるべきだと思った。そこを越えてくれば別の相場になるわけで、再び101円台や102円台を目指すような、通常のブル相場に戻るのだろう。それまではこの短期的な下げ相場に乗らねば。とすると、そこが我慢のしどころだ。なんとか100.55ストップで、100.30アッパーで売っておきたい。

 ただ昼間に日本株が急上昇したおかげで、リスクテークに勢いも強い。しかも19時から日本のサッカーの試合が始まったので、応援ベースでますますリスク許容度が増大しているようにも見える。ナイトセッションでの日経先物は東京クローズよりも100円以上も高いレベルで高値張り付きのまま。こういう状態では積極的に円ロングにしていく理由には乏しいのだが、テクニカル面からの要請だと考えれば腹も立たない。

 そういうわけでサッカーを見ながら、ドル円のレベルも見ていた。一時は99円台に下がったりして売りそびれてしまったが、ドル円がやっと100.30レベルまで戻ってきたので私も売り姿勢。どうせ100.55で切ればいい屋と思って、10032で売った。

 サッカーの試合が終わっても、ドル円は100.15から100.35を行ったり来たりしているだけ。経済イベントもアメリカの貿易収支しかなく、今の相場にはあまり関係がない。あとは要人発言でも期待したいところだが、金融緩和の早期縮小をうったえるFRBのメンバーとそうでないメンバーが五分五分なので、どちらに転ぶかわからないので、それで一喜一憂に加わるのも面白くない。

 私は翌朝に早い用事があるので、0時前には寝たいし…。ちょうど少しゆるんできたので、100.08で買い戻して寝た。その後のニューヨーク市場ではユーロドルも小動きだったし、ドル円は100円ちょうどをはさんで前後10ポイントもない微小なものだったようだ。

 朝の99円台のドル円は、さすがに邦銀勢に買っていかれた。昼から安倍首相が成長戦略の第3弾を発表するというので、それにかこつけての行動だろう。それを見てリスクテークが高まろうものならば、株価も上昇し、円売りも激しさを増すだろうとの見込みだ。

 しかし私のスタンスは変わらずで、100円台の中盤は売る。昨日の欧州時間でのドル円の戻しも10140あたりまでで、その前日の100.50を越えられなかった。これは重要なレジスタンスであるとみなしたい。たしかにここは先月末からの急激な押しでもなかなか下向きにブレークしなかった場所でもある。

 朝からドル円は強ぶくんでいた。私の売りたいゾーンである100.30を越えてきた。それで仲値決めの前に101.32で、すなわち昨夜と同じところで売ってしまったのだが、日本株が高いまま。やはり安倍期待なのだろう。実際にドル円のショートを持っていても心地よくない。

 運よく、ランチタイム前に下がってきたので、100.11で買い戻して、体制の立て直しを図る。このステージではドル円の100円割れは無理だろう。安倍首相がしゃべり出したら、そのときの戻り高値を確かめてから、また売り直せばよい。また100.50を越えてくるようであれば、当面はベアには構えない。

 安倍首相の話が始まると、日本株は急上昇に向かった。日経先物は300円ほども上昇し、昨夜のナイトセッションでつけた高値である13710円を越えてきて、13750円までペイド。これではドル円も100.50を越えてきてダメかなと思っていたら、101.45あたりを一瞬だけカスって、すぐに100.25とかに下がってしまった。

 もうこれは売るしかないと思って、100.21で追いかけて売った。あとは株価が下がるなどしてくれればいいのだが、それはお願いベースのこと。どうなるかはわからない。100.55で買い戻しのストップ注文だけを置いておいた。

 結果的にはドル円を99.71で買い戻すことができたが、日本株の落ちは激しかった。日経先物がトップから800円超の下落を演じて12000円台へ。これだけ落ちた割にはドル円の下げは大したことがない。1円も落ちるのがせいぜいで、スピード感はまったくなかった。夕方になっても99円台の中盤で何か下げ渋っているようにも見える。

 今晩はADPやISMの非製造業など、見るべき重要指標がたくさんある。日本株の急落に合わせてグローベックスでは米国株もそれなりに下がっているので、ここからの値動きに注目しなければならない。5月の初めに公表された雇用統計は予想を上回って良かったのが5月のリスクテーク相場をけん引したこともあるので、その反動になるような結果が出てきたらリスク回避は相当に激しいものになりそうだ。ドル円も97円台まで簡単に行ってしまう可能性もある。とにかく今晩から金曜日までは大事だ。


日本時間17時30分
 


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