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ユーロ/円の荒れ相場はまだまだ続く!
注文は「ストップを2円以上離して」が鉄則

2013年06月19日(水)東京時間 13:36

■ユーロ/円は2012年11月にレジスタンスラインを抜けて急騰

 今回はユーロ/円の分析を行なう。まず、下の週足チャートをご覧いただきたい。

 ユーロ/円は2012年1月につけた安値97円から111円台まで大きくリバウンドすることで、中長期のレジスタンス・ライン「ピンクの破線」を 上に抜けたのだが、この時点ではトレンド転換が起こらなかった、と考えるので、改めて、この時点(2012年4月)の高値に合わせて、中長期のレジスタン ス・ライン「緑の破線」を引き直した。 

ユーロ/円 週足(クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 ただし、このライン「緑の破線」を明確に上に抜ける場合は、改めてユーロ/円が急騰する可能性があるので、要注意と考えていた。

 2012年10月に、このライン「緑の破線」を明確に上に抜けたのだが、大きく動き出すことはなかった。

 しかし、2012年11月になって、改めてこのライン「緑の破線」を明確に上に抜け、107円台の高値をつけた

 チャートには、レジスタンス・ライン「紫の破線」を表示している。

 2008年の大暴落で、相場の連続性が断たれた、と考えるならば、この「紫の破線」を中長期のレジスタンス・ラインと考えることができる。

 レジスタンス・ライン「緑の破線」を上に抜けても、その上にレジスタンス・ライン「紫の破線」があることに留意すべき、と考えていたが、107円台の高値を見たことで、中長期のレジスタンス・ライン「紫の破線」も上に抜けた。

 この中長期のレジスタンス・ライン「紫の破線」を明確に上に抜ける場合は、さらなる「買いシグナル」と考える。

■調整らしい調整もなく上昇を続けたが2月25日に急落

 再掲載した下の週足チャートに、「94.00円-112.00円のボックス相場」(赤の破線)を表示した。 

ユーロ/円 週足(再掲載、クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 ユーロ/円はこのボックス相場を形成していた、と考える。

 そして、この「94.00円-112.00円のボックス相場」の上限を抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 「ボックス相場のセオリー」は、「ボックスの上限を上に抜ける場合は、そのボックスの値幅分、上昇する」である。

 よって、このボックスの値幅は18円で、ボックスの上限は112.00円であるから、ターゲットは、130.00円近辺になる。

 そして、すでにターゲットを達成した、と考える。

 ユーロ/円は、上述の130.00円近辺のターゲットを達成してからも上昇を続け、133.80円近辺の高値をつけた。

 しかし、週足チャートで見ると、133.80円近辺の高値から急落している。

 週足チャートで見ると、直近の値動きで「青の破線」で示したサポート・ラインを割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

■ユーロ/円の上昇は2012年7月から始まっている

 続いて、日足チャートをご覧いただきたい。

 ユーロ/円は、2012年7月に、安値94円台前半をつけた。この安値から上昇が始まっている。 

ユーロ/円 日足(クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 また、2012年9月から11月にかけては、日足チャートに表示したように、「下限99.50円-上限104.50円のボックス相場」(赤の破線)を作っていた。

 そして、衆院解散の決定(2012年11月14日)をきっかけに、このボックス相場を上に抜けた。

「買いシグナル」点灯だ。

 ボックス相場のセオリーに従えば、この「買いシグナル」のターゲットは109.50円近辺になる。

 そして、衆院選(2012年12月16日)の結果を見るまでもなく、衆院選挙の直前に、このターゲット(109.50円)を“完全に”達成している。

 ユーロ/円の日足チャートを俯瞰すると、右端の目盛りが、94円から132円になっている。

 つまり、今回の値幅は35円以上もある、ということだ。

 週足チャートや月足チャートならば珍しいことではないが、通常の日足チャートで35円の値幅は、振れ幅が大きいと考える。

 つまり、今回の値動きは、振れ幅の大きい特殊な相場つきだ、ということである。

 そして、現在の相場つきが特殊だ、ということは、今後もしばらくの期間は特殊な相場つきになるのだろう、と推測できる。

「今が特殊な相場つきだから、それが近々終わる」と考えるのではなく、「それが明確に終わるまでは、特殊な相場が持続する」と考えるべきである。

 続いて、別のラインなどを書き込んだ…

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松田 哲 (まつだ・さとし)

早稲田大学法学部卒業。三菱信託銀行、フランス・パリバ銀行、クレディ・スイス銀行などを経て、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーとして活躍。現在は松田トラスト&インベストメント代表取締役として、法人・個人向けコンサルティング業務を行っている。著書『外貨崩落』(技術評論社)などで米ドル/円相場、クロス円相場の下落を見事的中。近著に『1勝9敗でも勝てる松田式FX!』(ダイヤモンド社)がある他、『FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?』(技術評論社)、『FXの教科書』(扶桑社)、『投資で浮かぶ人、沈む人』(PHP研究所)、『FX「シグナル」を先取りして勝つ!』(技術評論社)などの著書がある。

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