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西原宏一_メルマガ取材記事
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

金利上昇が続く米長期債、
クロス円主導での円買いにも注意!

2013年06月24日(月)15:51公開 (2013年06月24日(月)15:51更新)
持田有紀子

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 金曜日のアジア時間ではドル円は強かった。朝がたに96円台まで差し込んだが、すぐに戻され、97円台でステイ。ランチタイムすぎには証券系からの買いも入って、97円台の後半までストレートに上昇。やはりボーナス支給の最多日なので、外債などの投信の新規設定も絡んでいるのだろう。ドル円の上昇自体が株価上昇の要因なのだが、それとも関係なく日本株も急上昇している。やはり投信だろうか。日経先物は朝の安値からは700円以上も急騰だ。ドル円だけのせいだけでもない。

 そういうわけで欧州序盤にはドル円は97円台の後半でスタート。欧州勢もちょっとドル円の買いで参入したみたいだが、やはり98円台は乗せてきても、そこは重い。私も97円台の後半からは、とてもトレンドフォローでロング攻めなどしたくはないレベルだ。どちらかというと98円台は売りたいと思っている。

 しかし日本株の急騰に合わせる形でグローベックスでの米国株も大きく上昇しているので、今の状況では円ロングというのは不利な形勢だ。まあ外部環境の変化をもうちょっと探りながらの参戦となるだろう。18時過ぎにドル円が下落する局面があったのだが、このときはS&P先物などが高値圏にいたので、ショートにすることはできなかった。

 なかなかドル円に手を出せないでいたところ、ユーロドルが1.3200を割れてきた。ドル高の波にいまひとつ乗り切れていないように見えたユーロドルだったが、やっと私も重い腰を上げてユーロ売りで参入。市場が気にしているアメリカの長期金利も上昇を続けている。ストップ幅を15ポイントくらいで取って、1.3191で売ってみた。長期金利の上昇を嫌って米国株も急落する局面でもあれば、ユーロ売りは加速するだろう。あとはニューヨーク待ちである。

 しかしこのユーロ下げ局面で、ユーロドルは前日の安値である1.3161をも下回ってきて1.3150あたりまで進んだ。ここで多少のリバンドが見られたが、米国株が始まるまでは我慢して持っていようと決心した。実際に米国株が始まってみると、それまで日本株に追随して上がっていたゲイン分は即座に吐き出した。また米国債の売りも債券ファンドなどから相次いでいるようで、長期金利の上昇は続いている。ユーロドルはスピードこそ遅かったものの、先ほどの安値も下回ってきて1.31台の前半まで沈んだ。

 日付けが変わっても長期金利の上昇は止まらない。10年ものの利回りは2.5%を越えてきて、これは2011年以来の高水準。米国株も一気にリスク回避となって、前日の安値を下回ってくるほどの急降下。資本市場がこんなに激動しているのに、ユーロドルは1.3120あたりでウロウロしているだけ。一瞬、1.30台に突っ込んだが、たかだかそれだけだった。

 ユーロドル1.3000割れも合っても不思議ではないと思うのは、私のポジショントークなのかなぁ…。とにかく肝心のステージでユーロドルは動かなかった。そしてユーロドルはショートが溜まっていたのだろうか。すぐにショートカバーが入ってきて上昇し、私も1.3136で買い戻すのがやっとだった。

 さて週明けのマーケットは、都議選での自民党の圧勝もあって、リスクテークで始まった。ドル円は98円台に乗せてスタート、そして日本株も高く始まった。しかし選挙の結果もほぼ予想通りなので、材料出尽くし感もあって、やや利食いの出やすい状況になっていたようだ。結局は、安値近辺で大引けを迎えた。

 そして注目すべきは米国債の動きである。朝からグローベックスでの米国債が安い。いよいよアメリカの長期金利が危険ゾーンに入ってきたような感がある。本日はイベントがほとんどないので、関心は長期金利の行方に集まっている。流れが変わらないようであれば、ドルは買われやすい状態になる一方で、不安定さを嫌うマーケットの性質上、リスク回避も進むものと考えられる。

 米国債の下げが秩序あるものであればドル買いでもよさそうだが、急落ということになるとクロス円の下げが主導する形でドル円も下げてしまう可能性が高いので、心してかかりたいものだ。また中国の短期金利もこのところ乱高下していることも、ちょっと気がかりな材料である。


日本時間 15時30分
 


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