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田向宏行
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

材料さまざまで為替市場も荒い値動き、
今晩もドル円ショート攻めか

2013年08月16日(金)17:49公開 (2013年08月16日(金)17:49更新)
持田有紀子

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 中東情勢が緊迫の度合いを強めてきた。私も夕方にかけてドル円のショートで勝負。欧州序盤での押し目は97.65くらいまでだったが、そこでの利食いの買い戻しはパスした。時間はかかるかもしれないが、不安が不安を呼んで、リスク回避の姿勢が強まるかもしれないと考えたからだ。そうなるとドル円も簡単に97円台なんか割り込んでしまうだろう。95円台だって瞬間的につけるかもしれない。そう期待して昼間に98円台の前半で作ったショートポジションの利食いを我慢。

 97円台の後半での推移が続く。私は念のため、98.00で買い戻しのストップ注文を入れてはいるのだが、我慢している時間が長かっただけに、ストップがついて欲しくない。しかし、夕食をとっていた19時を過ぎたあたりに、いきなりドル円が98円アッパーに上昇。当然、他のストップロスもたくさんあるであろう、98.20あたりまで跳ね上がった。

 経済指標が出る時間帯でもないので、何かしらと思ってニュースを探ると、トルコの首相がエジプトの問題を国連安保理に持ち込もうと提唱したらしい。紛争に関して何かアクションを起こそうというのだから、不安材料はなくなる方向の話なので、それだけでリスクテークの要因になる。私の損切りも仕方のないところ。ドル円はそのまま下がらずとなってしまい、ニューヨーク市場にシフトした。

 経済指標では良いものと悪いものが同時に出た。エンパイア指数はこのあと出るフィリー指数と同じでセンチメント指数だ。アメリカ人が過敏になる指標だ。エンパイア指数が悪かったので、株価はそちらに反応。グローベックスでは米国株が先週来の安値にまで突っ込んだ。しかし、為替相場と債券相場は反対に反応した。

 為替はドルの全面高となって、ドル円は急上昇。ユーロドルも安い。そして米国債は売り込まれて、10年ものの利回りは2.82%台という1年ぶりの水準まで長期金利が急上昇。これは一方の指標であった失業保険のほうに反応したものだ。雇用のデータを緩和縮小の目標にしているFEDにとっては、雇用関連のデータが良かったことは9月縮小の可能性を高めることにつながったわけだ。

 株価も債券価格も下がるという、金融相場の様相を呈してきた。ちょうどQEのときと反対の現象だ。だとするといつもは株価の方に軍配が上がるのは必至なので、株価の動いている方向に合わせる必要がある。ドルは間もなく下げに転じ、長期金利も低下を余儀なくされるに違いない。

 そう考えて私はドル円をもう一度、売っていった。98.50アッパーに長くいてくれたおかげで良いレベルで売れたが、高いところに長くいるというのも持ち心地がよろしくない。とにかく株価が軟調な間は現在のポジションをキープしよう。指標発表の後のドル円の高値が98.64なので、ロスカットは98.65で設定。次々と小さい指標が出てくるが、なんとか23時のフィリーまで持っていたいものだ。

 フィリーが出る前にドル円は98.30あたりまで下がる局面もあったが、やはり下げは限定的で98円台にいることには変わりがない。フィリー指数が良ければ、あきらめるだけ。

 そうするとドル円が下がり始めた。今度はユーロ円も強烈に下がっている。結果は悪かったのだろう。ドル円はあまり戻り場を作らずに、再び97円台に突入。私は97.70くらいまで進んだのを見届けて、寝た。ストップ注文を98.00まで下げておいたのだが、これは残念ながら夜中にダンになっていた。

 ドル円は海外市場ではほぼ安値圏で引けたが、アジア時間ではむしろ上げ基調が優勢だった。展開は昨日のアジア時間とよく似ている。

 さて今晩も重要な指標が…

 さて今晩も重要な指標がある。住宅着工とミシガン大学だ。特に昨日の景況指数がいずれも悪かったことで、ミシガン大学には注目が集まることになる。

 しかも予想では、これまた良いものが期待されているだけに、扱いに困る。昨日の米国株は久しぶりに大幅安を演じたが、それが今日も続くのかどうか。見どころはいっぱいだ。

 私としては昨日の高値と安値の半値である97.85を目標にショートメークしたいのだが、東京時間ですでに97.75までやっているので、今日の高値はもうやってしまったのかもしれない。

日本時間 17時00分


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