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米議会の混乱に翻弄された米ドル/円。
市場のFRBへの信任が揺らいでいる!

2013年10月23日(水)東京時間 15:21

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■2007年からの米ドル/円の推移を週足で分析

 今回は、米ドル/円の分析を行なう。まずは、週足チャートをご覧いただきたい。

 2007年6月から2012年2月上旬まで、長きにわたり「米ドル安・円高トレンド」が続いた。   

米ドル/円 週足(クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 この「米ドル安・円高トレンド」は、2007年6月から2012年2月上旬まで、一度として転換したことがなかった。

 だから、まるまる4年半以上の間、「米ドル安・円高トレンド」が持続した。

 週足チャートを見ると、2012年2月の時点で、明確に中長期のレジスタンス・ライン「緑の破線」を上に抜けた、と言える。

 つまり、米ドル/円は、2012年の2月に、「買いシグナル」を発して、「米ドル安・円高トレンド」から「米ドル高・円安トレンド」に転換した、と考えている。

 さらに、上の週足チャートに示したように、新たに引いたレジスタンス・ライン「ピンクの破線」を上に抜けた。

 この「ピンクの破線」を上に抜けたことで、改めて「買いシグナル」を発した、と考える。

 新たな中長期のレジスタンス・ライン「ピンクの破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発したことで、この時点で、調整局面(2012年3月~2012年10月)を終えて、改めて大きな「上昇トレンド」に転じた可能性を示している。

■直近の「売りシグナル」は「トレンド転換」ではなく調整下落

 再掲載した下のチャートには、「75.00円-86.00円のボックス相場」を、「赤の破線」で表示している。 下限は、歴史的最安値の75.32円と断定することもできるので、「75.32円-86.00円のボックス相場」と考えてもよい。  

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 2010年半ばから2012年12月末まで、2年以上にわたり、このボックス相場が続いた。

 このボックス相場の上限86.00円を上に抜ける場合は、「買いシグナル」だ。

 なおかつ、この「75.00円-86.00円のボックス相場」を上に抜けた場合のターゲットは、97.00円近辺であることを表示している。

 上のチャートに示したように、すでに97.00円近辺のターゲットは達成している。

 そして、ターゲット達成後もさらに大きく上昇している。

 米ドル/円はサポート・ライン「青の破線」に従って上昇したが、このサポート・ラインを割り込み、「売りシグナル」を発した。

 この「売りシグナル」に従い、93円台にまで急落したが、93円台から101円台に反転上昇している。

 大局で見れば、この「売りシグナル」は、「トレンド転換」を示すのではなく、調整局面(調整の下落局面)に入ったことを示していたのだ、と考えている。

■直近の安値にサポートラインを合わせてみると…

 下の週足チャートでは、前出の週足チャートのサポート・ライン「青の破線」の傾きを緩やかにして、2013年8月28日(水)の安値、96.80円近辺に合わせている。  

米ドル/円 週足(クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

  チャートを見てのとおりに、このサポート・ライン「青の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と言える。

 ただし、今後の値動きでサポート・ライン「青の破線」の傾きがもっと緩やかになる可能性もあり得る、と考えている。

 つまり今後の相場展開で、さらに高値圏での保ち合いが続く可能性がある、ということだ。

 サポート・ライン「青の破線」の傾きを、さらに緩やかにした、下の週足チャートをご覧いただきたい。 

米ドル/円 週足(クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 この週足チャートでは、サポート・ライン「青の破線」の傾きを10月8日(火)の安値、96.55円近辺に合わせている。

 このラインの引き方は、十分に時間が経過しておらず、少々恣意的にすぎる、と感じている。

 だから、常識的には今のところ、下に再掲載した2番目の週足チャートが正しいのだろう、と考えている。 

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 しかし、今後、米ドル/円が底堅い値動きになるのならば、3番目の週足チャートが、現実の相場に一番マッチする可能性がある。

 3番目の週足チャートのラインの引き方は、「米ドル/円の上昇トレンド」が持続しているパターンを示している。

 次に、日足チャートを…

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松田 哲 (まつだ・さとし)

早稲田大学法学部卒業。三菱信託銀行、フランス・パリバ銀行、クレディ・スイス銀行などを経て、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーとして活躍。現在は松田トラスト&インベストメント代表取締役として、法人・個人向けコンサルティング業務を行っている。著書『外貨崩落』(技術評論社)などで米ドル/円相場、クロス円相場の下落を見事的中。近著に『1勝9敗でも勝てる松田式FX!』(ダイヤモンド社)がある他、『FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?』(技術評論社)、『FXの教科書』(扶桑社)、『投資で浮かぶ人、沈む人』(PHP研究所)、『FX「シグナル」を先取りして勝つ!』(技術評論社)などの著書がある。

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01月07日更新





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