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西原宏一の「ヘッジファンドの思惑」

豪ドルは依然として不快なほど高い!
当面は豪ドル/米ドルと豪ドル/NZドルに注目

2013年11月07日(木)17:17公開 (2013年11月07日(木)17:17更新)
西原宏一

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■デフレ圧力懸念でECBの利下げ観測が台頭!

 一方、長らく米ドル/円が98円台で膠着していることを横目に、主要通貨の中で動意を見せてきたのがユーロ。

 きっかけは、10月31日(木)に発表された、10月の消費者物価指数(CPI)です。

欧州連合(EU)統計局が発表した、10月のユーロ圏のEU基準消費者物価指数(CPI)速報値は前年同月比0.7%上昇となり、市場予想の1.1%上昇を下回った。9月は1.1%上昇だった。(出所:ロイター)

 CPIが前年比+0.70%まで落ち込んだことで欧州にデフレ圧力懸念が芽生え、ECB(欧州中央銀行)の利下げ観測が台頭しました。

 ユーロ/米ドルは、10月25日に到達した1.3833ドルから、1.3442ドルまで約400ポイント急落。

ユーロ/米ドル 4時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 4時間足

■11月7日のECB金融政策決定会合に注目!

 そして本日11月7日(木)は、注目のECB金融政策決定会合です。

 今回、利下げを予測している市場参加者は少数で、12月の利下げ予測が増えてきています。

 ただ、仮に11月7日(木)に利下げがなくとも、12月の利下げを検討している可能性が高く、その場合、ECBからなんらかの示唆があると考えられます。

 逆にドラギECB総裁から利下げに関してなんら示唆がなければ、ユーロ/米ドルはいったん反発するでしょう。

 しかし、ECB算出による「ユーロの名目実効レート」は現在102.3になっており、デフレ圧力緩和を狙った利下げは、いずれは決定される見込みです。

ユーロの名目実効レート 日足

(出所:ECB)

 結果、ユーロ/米ドルの上値は徐々に限定的に。

 テクニカルにも日足のTD-Sequential(※)はカウントダウンを終了し、ユーロ/米ドルはいったん1.3833ドルでトップアウトしたことを示唆しています。

 本日、11月7日(木)のECB金融政策決定会合と、ユーロの動向に注目です。

(※編集部注:「TD-Sequential(TDシーケンシャル)」とは、米テクニカルアナリストのトーマス・R・デマーク氏が開発したテクニカル指標の1つ)


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