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西原宏一の「ヘッジファンドの思惑」

連続利上げが予想され、ポジティブ材料が
多くても上値が重いNZドルの反落警戒!

2014年04月03日(木)19:06公開 (2014年04月03日(木)19:06更新)
西原宏一

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 RBNZはクライストチャーチでの復興がインフレリスクを高めていると考えています。そのため、連続利上げが予想されますが、それに伴う通貨高もRBNZは容認してきました。

 特に対豪ドルでは、RBA(オーストラリア準備銀行[豪州の中央銀行])のスティーブンス総裁が通貨高を抑制してきたこともあり、豪ドル/NZドルは長期に渡って下落してきました。

豪ドル/NZドル 週足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/NZドル 週足

 ただ先月より、経済指標が好転して、インフレ懸念が出てきたRBAも通貨高抑制コメントを控えています。

 その結果、豪ドル/NZドルは徐々に反発。NZドル/米ドルは反落し、NZドル安が進んでいます。

 NZドル/米ドルは0.87ドルまで高騰しましたが、0.8608ドルにある日足の一目均衡表・転換線を久々に割り込んできました。

NZドル/米ドル 日足

(出所:米国FXCM

 また、TDシーケンシャル(※1)はトレンドが反転する可能性がある13を点灯させ、MACDプレディクター(※2)も割り込んでおり、反落の可能性が濃厚。

 NZドル/円も88.75円まで反落。

(※1 編集部注:「TDシーケンシャル」とは、トーマス・R・デマーク氏が開発したテクニカル指標の1つ)

(※2 編集部注:「MACDプレディクター」とは、ジョー・ディナポリ氏が開発したテクニカル指標の1つ。MACDをローソク足の上に表示したもの

■ポジティブ材料多いが上値重いNZドル、調整局面入りも?

 RBNZによる追加利上げが期待されているNZドルは長期にわたって上昇を続けてきましたが、前述のスペンサー副総裁のコメントで急騰した以降はじり安の展開。

 ただ、RBNZが連続利上げをするという見方は変わっておらず、ポジティブ材料が多い割には上値が重くなってきたNZドルは調整局面入りした可能性が高まってきています。

 4月からの株の上昇にも連れ高とならず、上値が重くなってきたNZドルの反落を警戒です。


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