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西原宏一_メルマガ取材記事
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陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」

「ドラギ・ショック」再現の可能性大!
ウサギちゃんのGPIFに改革は難しい!

2014年04月18日(金)15:44公開 (2014年04月18日(金)15:44更新)
陳満咲杜

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■日本株は反発、米ドル/円はスピード調整

 米ドル/円と日本株は切り返しを見せている。 

米ドル/円 4時間足

(出所:米国FXCM) 

日本株(JPN225) 4時間足

(出所:米国FXCM

 株の方は、先週(4月7日~)の急落に対するスピード調整のニーズがあった上、麻生財務相によるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用見直し発言が効いた側面が大きい。

【参考記事】
麻生大臣のうっかり答弁で日経平均上昇!一押しの豪ドルは中期的には依然強気!(2014年4月17日、今井雅人)

 対照的に、米ドル/円の方は、日本株との連動という側面もあるものの、基本的にはスピード調整に留まっている印象だ。

■GPIFはなぜ、カルパースのようになれないのか?

 GPIFの話は、やや複雑なので詳説を省くが、要するに投資リターンを増やすために、よりリスクを取っていくというのが建前で、年金による株価対策を拡大させていくというのが政府の本音である。

 実現するなら、短期的には株価対策における効果は抜群であるものの、長期的には大惨事になりかねないと思う。

 筆者が知っている限り、GPIFは世界最大の機関投資家でありながら、職員数は少なく、資産運営も外部委託を中心に安定的な運営を図ってきた。したがって、GPIFは典型的な役人組織であることをまず認識しなければならない。このような組織に積極的なリターンを追及しようと命令しても、ウサギちゃんに「肉を食べてオオカミと戦おう」と勧めるようなものだ。

 GPIFはカルパース(カリフォルニア州職員退職年金基金)など海外の巨大年金組織と比較されがちで、また建前ではそれが改革の根拠にもなっているのだが、問題はDNAの違い。ウサギちゃんがいくら肉を食べてもオオカミにはなれないことを悟らないとならない。

 例のカルパースが叩き出した平均リターンは、日本国内トップの金融法人でも出せないので、GPIFに期待しても到底無理な話。すでに足りない年金に、運用の失敗で大きな穴をあけてしまうという危険性は決して低くないと思う。

 ただし、アベノミクスの一環としてGPIF改革といった話は世間に受け入れられやすく、また市場心理改善にプラス効果を発揮できる。だから、日経平均の急落後、タイミングよくそういう話が出てきたのは、麻生さんもなかなかやるもんだと感心させられる。

 閑話休題。要するに目先の日本株の戻しは… 

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