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日足でサポートを割り込み、売りシグナル
点灯のユーロ/円、ターゲットは136円近辺

2014年06月18日(水)東京時間 16:57

■ユーロ/円は、2008年に約170円の高値から下落

 今回はユーロ/円の分析を行なう。まずは、週足チャートからご覧いただきたい。

 ユーロ/円は、2008年に約170円(正確には、169.95円)の高値から下落している。

 その下落過程では、レジスタンス・ライン「緑の破線」に従った、と考える。 

ユーロ/円 週足(クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 このレジスタンス・ライン「緑の破線」を上に抜けたことで、「買いシグナル」を発し、上昇トレンドに転じた、と考える。

 上の週足チャートに、「94.00円-112.00円のボックス相場」(赤の破線)を表示した。

 ユーロ/円は、このボックス相場を形成していた、と考える。

 ユーロ/円は、この「94.00円-112.00円のボックス相場」の上限を抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 ユーロ/円の上昇過程では、その値動きから幾通りかのサポート・ラインを引くことができるが、上のチャートには最もその傾きが緩やかなものを表示した。

 「青の破線」で示したサポート・ラインだ。

■145円台まで上昇後、上下動を繰り返したのち売りシグナル

 ユーロ/円は、139円台ミドルを上に抜けた時点で、2009年の高値を更新した。

 2009年の高値を更新したことで、「買いシグナル」を発した、と考える。

 この「買いシグナル」に従い、ユーロ/円は上昇して高値145円台をつけている

ユーロ/円 週足(再掲載、クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 しかし、安値131円台から、145円台までの上昇スピードが速すぎるので、然るべき調整(下落)があるだろう、と考えていたが、145円台からは反転急落して、136円台にまで下落している。

136円台から143円台にまで大きく反発(上昇)したが、結局このサポート・ライン「青の破線」を割り込んでいる。

 このサポート・ライン「青の破線」を下に抜ける場合は、「売りシグナル」と考える。

 この「売りシグナル」発生後、しばしの間、相場は横ばいに推移した。これは、すでに「売りシグナル」は発せられた状態だったのだが、相場が、まだ動き出していない状態が続いていたのだ、と考えている。

 それで、「下値にある重要なサポート・ポイント(140.00円)を下に抜けるのか? あるいは、140.00円が守られるのか?」に注目していた。

140.00円を割り込み、改めて「売りシグナル」を発した、と考える。

■日足チャートでもサポートラインを割り込む

 続いて、日足チャートをご覧いただきたい。

 日足チャートに表示したように、ユーロ/円はサポート・ライン「青の破線」に従って大きく上昇した(上昇していた)、と考える。 

ユーロ/円 日足(クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 なお、このサポート・ライン「青の破線」は、先の週足チャートのサポート・ライン「青の破線」とは、違うものだ。

 そして、この日足チャートのサポート・ラインの引き方でも、サポート・ラインを割り込んで、「売りシグナル」を発した、と考える。

■日足ではボックス相場を繰り返しながら上昇

 ユーロ/円は、その上昇の過程で、日足チャートに「緑の破線」で示した「下限118円台ミドル程度-上限127円台ミドル程度」の約9円幅のボックス相場を形成した。 

ユーロ/円 日足(クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 2013年4月4日(木)の日銀政策決定会合の発表前の時点で、想定外の(想像を超える)「異次元の金融緩和策」が発表されると、ユーロ/円は、このボックス相場の上限を上に抜けて「買いシグナル」を発した。

 ユーロ円は、この「買いシグナル」に従い、昨年(2013年)の5月下旬に133円台の高値をつけた。

 しかし、2013年6月3日(月)に130.00円を割り込み、129円台ミドルにまで急落している。

 ユーロ/円の130.00円割れには(つまり、ユーロ/円の129円台後半には)、ストップ・ロス・オーダー(損切りのユーロ売り注文)が集中していた、と考える。

 そして、ユーロ/円は125円割れ(124円台後半)まで急落している。

 しかし、125円割れ(124円台後半)からは、大きく反転急上昇している。

 125円割れ(124円台後半)からの反転急騰の理由は、バーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長が、米国の出口戦略(=量的緩和策の終了スケジュール)について発言したことを材料に、米ドル/円での「ドル買い・円売り」が出たことだ。

 米ドル/円急騰の影響から、ユーロ/円は上昇している。

 結果的に、昨年(2013年)の4月上旬以降のユーロ/円は…

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松田 哲 (まつだ・さとし)

早稲田大学法学部卒業。三菱信託銀行、フランス・パリバ銀行、クレディ・スイス銀行などを経て、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーとして活躍。現在は松田トラスト&インベストメント代表取締役として、法人・個人向けコンサルティング業務を行っている。著書『外貨崩落』(技術評論社)などで米ドル/円相場、クロス円相場の下落を見事的中。近著に『1勝9敗でも勝てる松田式FX!』(ダイヤモンド社)がある他、『FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?』(技術評論社)、『FXの教科書』(扶桑社)、『投資で浮かぶ人、沈む人』(PHP研究所)、『FX「シグナル」を先取りして勝つ!』(技術評論社)などの著書がある。

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