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田向宏行
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

小幅なレンジに終始する為替相場、
地政学的リスクの高まりが方向感を促すか

2014年06月25日(水)16:00公開 (2014年06月25日(水)16:00更新)
持田有紀子

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 昨日の欧州序盤では、ドル円は101円台の後半、ユーロドルは1.36ちょうどをはさんでの位置にいた。ドル円はここ数日の間、まったく取引レベルを変えていない。日足のチャートを見ても、102円ちょうどをはさんで、上にもいかないし、下にもいかない、短い足が連続して並んでいる。これではドル円をやるだけの興味が薄れるのも仕方がない。ユーロドルで勝負をしようと思って、17時発表のドイツの景況感を待った。

 IFO指数は予想よりも悪かった。ユーロドルは10ポイントほども下げてきた。これはチャンスか!私も1.3598で売っていった。しかしこれは完全に刺さった。ユーロ売りは一瞬だけで、すぐに1.36台まで戻してきた。私も自分の買い戻し用のストップ注文を置く時間もなく、目の前で自分で1.3606を買い戻した。まったくもって、なんのこっちゃという感じ。これだけでもユーロは下に行きたがっていないのが判明したと思うしかない。

 18時半ごろから安倍首相の会見が始まった。成長戦略の話なのだろうが、内容は何も目新しいものがないのは承知済みである。通常国会が終わったので、その締めのような会見だろう。それでもこの会見までに期待だけでリスクテークしていた向きのあるポジションの調整は起こった。日本株は今週に入ってから堅調だったが、会見終了後にはナイトセッションで日経先物が下がってきた。

 リスク許容度の減少ということで、ドル円もややゆるい。それでも最近のコアレンジはブレークしていない。逆にいうと、ここは拾い場と解釈するのがテクニカルの要請でもあろう。私はユーロのショートで腐っていたので、ドル円のレンジ取引にでも励もうと思って、101.88でロングにしてみた。できれば101.50まで引っ張りたいところだが、余裕がないので、101.80でロスカットを設定してしまう。

 しばらくはドル円は動かなかった。それでも下がりもしなかった。やはりレンジ相場が継続か。23時の経済指標の発表までにドル円は101.95あたりまで上がってきた。10ポイントだけでも利益を確保しておこうかなとも思ったが、ここはストップロスのレベルを101.90に上げて、指標にチャレンジしようと考え直した。

 住宅関連の指標も景況指数も、ともに良かった。それで為替相場はドルの全面高に向かった。ドル高といっても、ドル円はやっと102円台に乗せてきただけのもの。今度は狭いレンジの上限に近付いただけである。これでレンジがブレークするとも思えないので、やはり102 円台は売りとなる。私も102.04で速攻でポジションをクローズした。むしろ今度はショート転する必要も出てくる。

 ただ欧州株が軟化してしていたのにツラれてグローベックスで米国株も値を下げていたのに、この経済指標をきっかけに急上昇に転じたことが、ドル円をショートにするのを妨げる。米国株が歴史的な高値を追いかけているのに、そこでわざわざリスクテークに逆らうようなポジショニングはやりにくい。まあ、売るチャンスは米国株はどうなったかを、ニューヨーククローズ後に確かめた後でも良いと思い直し、見送った。

 朝、画面を見ると、米国株は大きく反落していた。ドル円も101円台だ。夜中にシリア軍がイラク西部に空爆を下ということだ。それで一気に地政学的リスクが高まり、それによってリスク回避の動きが強まったのであろう。いよいよ方向感の出てくるような動きが期待できるのか。今夕からの値動きにも関心が集まりそうだ。

日本時間 15時30分
 


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