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田向宏行
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

原油価格やロシアでドル円も乱高下、
FOMCすら相対的に重要度が低まる

2014年12月17日(水)16:50公開 (2014年12月17日(水)16:50更新)
持田有紀子

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 昨日の欧州序盤では、ドル円は117円台の前半まで下がってきてのスタートだった。昼間に戻しで118円台乗せにアタックしたのだが、届かなかった。118円台で逃げようと考えていた上サイドのシコリのロングを抱えての欧州時間入りだ。外部要因としては依然として悪いまま。原油価格はあまり動いていないだけで、安値圏で張り付いている。

 ドイツのPMIの指標が出るころになって、原油価格が54ドル台に突入。そんなに大きくは動いていないが、これが報道されてマーケットが騒ぐのは確実だ。このタイミングで私はドル円を売っていった。まだ117円台だった。117.08。朝からのレンジでは最も安いところだが、あまり気にならない。原油相場が54ドル台の間は、波及的にリスク回避も進むだろうというものだ。

 時間はかかったが、グローベックスでの米国株は下げ基調。ドル円も117円ちょうどを割れてきて、116円台のミドルまで急落。すぐに戻しにかかったので、私も速攻で116.77で買い戻した。しかし環境はまったく変わっていないので、次の売り場探しをする。スタンスは変わらないのだ。つまり原油価格が1ドル以上の反発でも示さない限り、リスク回避は減らないという前提だ。

 何度もドル円をショートにしては買い戻す。ドル円のレートもひじょうに軽く動いている。携帯電話などで為替レートを見ていると、相場が動くときには容易にビッドとオファーがひっくり返る。それだけ荒い値動きをしているともいえる。ドル円は116.25あたりまで突っ込んだが、その後の戻りも急で116円台の後半まで押し返されてしまった。私も118.50アッパーでショートの損切りをさせられてからは、ちょっと様子見。依然として原油相場の値動きは緩慢だ。

 マーケットのニュースではロシアの状況が話題になっている。ロシア株が安いのは仕方がないが、通貨ルーブルも激しく売られているようだ。せっかく強烈な利上げを決定したというのに、それがまったく効いていない。対ドルレートも毎日、歴史的なレベルだといっているが、それがついに80台まで到達したらしい。

 それでマーケットではますますリスク回避の流れが強まり、安全資産のドイツ債や米国債に買いが集まる。その一方でリスク性の高い資産、株式などは世界的に急落。足元の欧州株が大幅に下がるのはもちろんのこと、米国株も急落。そしてドル円も115円台まで差し込んだ。

 でもすぐに返されるので、ドル円をショートに振っても安心して見ていられない。画面に張り付きになって、ちょっとでも戻ろうものならば、すぐに買い戻さなくてはいけない。それだけ値段が軽いのだ。

 1時間ほども115円台と116円台乗せの攻防が終わった後、ニューヨーク勢の参入となった。原油相場が53ドル台まで突っ込んだが、それが55ドル台、56ドル台と戻してきたので、マーケットのリスク許容度はにわかに増大。米国株はスタート時点からきつく買い戻されて、それまでの下落分を取り戻したばかりか、大きくプラス転。

 それにツラレてドル円も117円台の中盤をも超えてくるくらいのメクリ上がりだ。私は欧州時間で戦闘に励んだので疲れてしまい寝てしまったが、ニューヨーク時間の午後からは再びリスクオフが進んだようで、ニューヨーククローズまでには米国株がその日の最安値にまで押し込まれ、ドル円も116円台の前半まで押し戻されている。

 今晩も原油中心の動きとなるだろう。またロシア株の急落局面やルーブルのレートにも目を向けたいところ。資源国通貨や新興国の通貨安も進んでいる。今日は夜中にFOMCの結果発表はあるが、相対的に重要性が乏しくなっている。


日本時間 16時30分 

 


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