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スイスショックによるロスカット未収金は
東日本大震災時と比べて、多かったのか?

2015年02月24日(火)東京時間 17:05

 今回は、店頭FXにおける、2015年1月15日(木)のスイスショックに絡んだロスカットなどの未収金発生口座数とその金額などについて取り上げたい。

■スイス中銀の防衛ライン撤廃で起こった「スイスショック」!

 はじめに、2015年1月15日(木)に起こったスイスショックについて振り返っておくと、これは、SNB(スイス国立銀行[スイスの中央銀行])が、対ユーロで1.20フランに設定していた防衛ラインを突如撤廃したことが原因。

【参考記事】
ユーロ/スイスフランが約3800pips大暴落! スイス中銀が防衛ラインの撤廃を発表!

ユーロ/スイスフランがわずかな時間で3800pipsもの大暴落となったほか、スイスフラン絡みの通貨ペアを中心に相場が乱高下するなど市場は大混乱となった。スイスショック絡みの記事については、以下の参考記事をご覧いただきたい。

【参考記事】
プライスが消えた…。現役インターバンクディーラーが語ったスイスショックの瞬間
スイスショックで借金の悲劇! 個人投資家を直撃、裁判への動きも…

■スイスショックによる国内の店頭FX未収金は約34億円

 FXでは予想と逆方向に相場が動いて損失が拡がり、口座に入れていた証拠金がなくなりそうになると、通常はなくなる前に強制ロスカットが行われる。

 したがって、口座のお金が全部なくなってしまうことは通常の相場ではないはずだが、相場の動きがあまりにも速かった場合などは、強制ロスカットのタイミングが遅れ、口座に入れていた証拠金以上の損失が出る可能性がある。これによって生じるのがロスカット未収金だ。

 一般社団法人・金融先物取引業協会(金先協会)は、スイスショックによるスイスフランの相場変動に絡んだ、ロスカットなどの未収金状況を先ごろ公表した。まずはその数字を見てみよう。

(出所:金融先物取引業協会)

 これを見ると、個人が1137件、法人が92件で、発生金額は個人・法人合計で33億8800万円になっている。発生金額の内訳は、個人が19億4800万円、法人が14億4000万円だ。

 発生金額を見ると、個人が法人を上回っており、発生件数は個人が法人を大幅に上回っている。そして、1件あたりの平均金額を算出すると、個人が約171万円なのに対し、法人は1565万円となっており、法人の金額の方がかなり大きい。

 金融先物取引業協会では、ロスカット未収金発生口座数を毎月公表しているが、ここでは、2014年2月から2015年1月までの未収金の推移を見てみよう。

(出所:金融先物取引業協会)

 この表を見ると、2014年2月~12月(H26/2~H26/12)までで、発生件数は1件、発生金額はわずか2000円に留まっていたわけだが、2015年1月は、未収金(※法人を除く)の発生件数が1167件、発生金額が19億4964万円と大きく増加している。

 金融先物取引業協会によると、2015年1月の未収金のほぼすべてが、2015年1月15日(木)のスイスフラン急騰、いわゆる「スイスショック」による価格急変に起因するものだそうだ。

 通常時はほとんど発生していない未収金がスイスショックによって激増したことがよくわかる。

■東日本大震災が発生した2011年3月と比較すると?

 大きなロスカット未収金が発生したケースとしては、2011年3月に起こった東日本大震災のケースが思い浮かぶ。そのときと比べて、今回のスイスショックによる未収金はどうだったのだろうか?

 以下は、金融先物取引業協会のデータから、2011年3月と2015年1月の店頭FXのロスカットなどによる未収金の発生状況を抜き出したものだ。このデータは個人と思われるものだけに絞っている。なお、2011年3月の法人のデータはザイFX!が調査した限り、発表されていなかった模様だ。

店頭FXのロスカットなどによる未収金の発生状況

(出所:金融先物取引業協会)

 これを比較すると、発生件数は、2011年3月が1万2216件、2015年1月が1167件、発生金額は2011年3月が16億9459万円、2015年1月が19億4964万円だった。今回のスイスショックによる影響は軽微とも言われていたが、金額的には東日本大震災を上回った。

 ただ、2011年3月と2015年1月では、そもそも店頭FXの市場規模に大きな差がある。今度はこれを考慮しながら比較してみたい。以下は、金融先物取引業協会が公表している店頭FX全体の取引高の推移だ。

【参考記事】
535兆円!店頭FX取引の83%はドル/円。大騒ぎスイスフランの取引量は0.2%だけ!

店頭FX取引高の推移

(出所:金融先物取引業協会)

 このグラフは、2010年10月~2015年1月までのデータを元に作成したもの。店頭FXの取引高は2013年6月をピークにいったん減少しているが、2014年7月で底を打つと急回復している。

 そして、2011年3月と2015年1月を比較すると、2011年3月が177兆円ほどなのに対し、2015年1月は661兆円超。この間に取引高は4倍近くにも膨れ上がっていたことがわかる。

 こうして見ると、店頭FX全体の取引高が4分の1程度にも関わらず、未収金の発生金額が大きくは変わらず、発生件数が10倍以上にも及んだ、2011年3月の方がやはり影響が大きかったことがわかるのではないか。

 もう1つ言えば、2015年1月15日のスイスショックは…

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