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 昨日の欧州序盤では、ドル円は119円台の後半であった。すでにかなりの量の119円台後半に存在していたオファーを食べた後でもあり、これ以上の上伸にはさらなる環境の変化が必要であろうと思われた。それが欧州発のニュースなのか、アメリカの経済指標によるのかはわからない。

 でもドル円は120円ちょうどにタッチしたら、幾分なりとも買い戻しのストップロスも出てくるだろうとも予想される。一方でユーロドルもドル高の方向を攻めていて、1.11台でステイしている。もう今年の最安値まで100ポイントもない。

 しかし欧州時間ではややドル売りに傾いた。ユーロドルは1.12台まで戻してきて、こうなるとさらなるユーロか買いを呼び起こしてしまう。ドル円もやや120円ちょうどから遠のいた。欧州株もやや軟調地合いとなって、リスクオフ。ドルは軟化といっても、ドル円は朝から見ても20ポイントほどしか動いていない。

 だからドル円でポジションを持ちづらい。やるならばユーロドルかな。ここまで上がってきたのだから、ユーロロングでもやってみようか。しかし1.12台に乗せた後のユーロドルも、実に小動きとなってしまった。

 私は何もせずに早々に寝てしまったが、ニューヨーク時間になってようやく為替相場はドル高に向かい、ドル円は120円台乗せ。しばらくは120円ちょうどをきちんと超えようとしての無理な買いも出ていたようだが、120円台になっても依然としてオファーは扱ったようだ。あまり勢いよく上がらない。

 ニューヨーククローズに至るまでドル高の流れは変わらなかったが、アジア時間の早朝で120.20あたりをテイクンしてからは、まったくの押されっぱなし。午前中で119.70近辺まで50ポイントの反転を生じている。

 昨日はダウ平均が史上最高値を更新してきて、ナスダック指数も5000ポイントの大台を超えてきた。株価には高値警戒感もあって、リスクのありように敏感にならざるを得ない展開となろう。今晩は経済イベントが少ない分だけ、リスク相場の様相が強まることになる。株価動向に注意ということだ。

日本時間 16時00分

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