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2017年 謹賀新年:エコノミストは丸の内の
焼き鳥屋でトランプ相場の悪夢を見るか?

2017年01月01日(日)東京時間 00:00

 新年おめでとうございます。

 ザイFX!編集長の井口稔です。

 いつもザイFX!をご愛読いただき、ありがとうございます。2017年もザイFX!をよろしくお願いいたします。

2017年の年賀状

■英国のEU離脱が決定し、英ポンドは歴史的大暴落

2016年は激動の相場展開となりました。

2016年6月には英国が国民投票でBrexit(英国のEU離脱)を決定。今、振り返ると、世論調査などは離脱派と残留派が僅差だったわけですが、市場関係者の大方の見方はEU離脱決定はないだろう、というもの。しかし、結果はまさかのEU離脱決定となってしまいました。

 これを受け、英ポンドが歴史に残る大暴落となったのをはじめ、急激なリスクオフ相場が進みました。ただ、EU離脱決定となれば、英ポンドは暴落し、リスクオフ相場になるというのは大方の予想どおりのことではありました。

【参考記事】
ザイFX!で2016年を振り返ろう!(1) 英国がEU離脱! 英ポンドは二度死ぬ!?

■本当のサプライズはトランプ氏当選後に起こった

 そして、2016年11月には米大統領選が行われました。こちらも世論調査の単純な支持率だけみれば比較的差は小さかったのですが、市場関係者の間ではクリントン氏勝利との見方が大勢。ところが、結果はトランプ氏の勝利となりました。

 トランプ氏当選はある程度のサプライズだったと思いますが、本当のサプライズは実はここからでした。

 どう振り返ってみても金融市場では、トランプ氏がもし勝てば、株安・円高の大規模なリスクオフ相場が来るとの見方が喧伝されていたと思うのですが、実際、そのようなリスクオフ相場となったのは大統領選翌日の11月9日(水)東京市場ぐらいまで。あまりにも短期間の話でした。

 11月9日(水)の日本時間夕方にトランプ氏当選が確定すると、そこから猛烈な米長期金利上昇、株価上昇、米ドル高・円安が進行というトランプ相場、トランプラリーが尋常ではないスピードで展開されたのです。

【参考記事】
ザイFX!で2016年を振り返ろう!(2) トランプ氏当選でまさかのリスクオン到来!

 ここでザイFX!トップページ、また、本記事冒頭でも掲載した絵柄を今一度、掲載しましょう。以下の絵柄は、ザイFX!編集部が今年出した年賀状で使ったものです。

 左側には2016年6月ごろの英ポンド/円 4時間足、右側には2016年11月ごろの米ドル/円 4時間足を表示しています。

 年賀状はある程度、早めに作成しないと印刷が間に合いませんので、米ドル/円のチャートは年末までのものではなく、11月17日(木)までのものを使っています。

2017年の年賀状

 米ドル/円はこれだけでもものすごい上昇に見えます。なので、チャートの右端で少し下がり、109円を割り込んできていますが、このあとは、しばらく上がりすぎの調整に入りそうな感じに見えます。

 しかし、米ドル/円の上昇はこんなものではすみませんでした。実際には本格的な調整のないまま、米ドル/円はまだまだ上昇。一時、118.60円台をつけるまで、ほぼ一直線に上昇していったのです。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足

 暮れも押し詰まると、さすがに息切れしてきて米ドル/円は少し下落。結局、117.00円近辺で2016年の取引を終えました。とはいえ、まだ本格的な調整には至っていません。

■天下の朝日新聞が報じた丸の内・焼き鳥屋反省会とは?

 個人的には2016年に一番予想外と感じたことは、「英国のEU離脱決定」でもなく、「トランプ氏の当選」でもなく、「トランプ氏当選でトランプ相場が巻き起こったこと」でした。

 実際、プロのエコノミストらが東京・丸の内の焼き鳥屋で「トランプ相場」を読み違えた反省会を開いたとの報道が12月8日(木)に天下の朝日新聞でも流れたほどです。

12月8日の朝日新聞記事
12月8日の朝日新聞記事

 同記事には以下のように書かれていました。

「なんで円安が止まらないんだ」「選挙前の過激な発言は何だったんだ」「きっと反転するはず……」終始しんみりした酒席は結局、「誰も予想できなかった」「仕方ないさ」と励まし合ってお開きになったという。

(出所:朝日新聞「見誤ったトランプ相場 エコノミストら焼き鳥店で反省会」)

 これを読むと、プロのエコノミストにわからないことが、我々、素人にわかるはずがないだろう~~~!!!と叫び出したくなるところですが、その一方で、このトランプ相場に十分乗れていた人もいたようです。

 たとえば、ザイFX!「ヘッジファンドの思惑」などの連載でおなじみの西原宏一さんは11月9日(水)の朝方までは米ドル/円を買い、その後は一転、売りに回り、夕方からは買いに転じて、この相場の大波を巧みに立ち回っていました(以下の記事参照)。

【参考記事】
波乱の「トランプ為替乱高下相場」で西原氏がドル/円を大底で買えた理由とは?

 ここで、朝日新聞が報じた丸の内の焼き鳥屋の話に戻ると、ザイFX!に入ってきた情報では、この集まりは「反省会」ではなく、単なる「懇親会」であり、また、特にしんみりした様子でもなく、みなさん、普通にお酒を楽しんでいたとのこと。エコノミストのみなさんにも、「予想は常に当たるものではない」という諦念の感があるのかもしれません(※)。

(※人間の予想が常に当たるものでないのは当然のことです。常に予想が当たるのは神だけでしょう)

ザイFX!に入ってきた情報は朝日新聞が伝えたニュアンスとはちょっと違った雰囲気のものでした。果たして、正しいのは朝日新聞なのでしょうか? ザイFX!なのでしょうか?

■マスコミの報道は当てにならない!?

 本件は丸の内の焼き鳥屋の話なので、どーでもいい類いの話ではありますが、2016年はマスコミの事前報道とは異なった英国のEU離脱決定、トランプ氏当選という事態を受けて、「マスコミの報道は当てにならない!」との声が高まった年でもありました。

 ここで「ザイFX!もマスコミだろう?」と言われた場合、どう答えるかが微妙です……。ザイFX!を日経新聞、読売新聞、朝日新聞、NHK、ロイターのような存在と同列に並べるのはあまりにもおこがましいこと。

 が、ザイFX!がマスコミでないと言い切るのもどうでしょう。ザイFX!はFXという特定分野に特化した、マスコミの片隅にいる存在というぐらいのことかもしれません。

 そのような微妙な立ち位置から、ザイFX!はトレーダーである読者のみなさまに役立つ情報を少しでもお届けしたいと思っています。

 たとえば、2016年6月の英国国民投票直前には以下のような記事を公開しました。

 この中では、テレビ東京の番組「ニュースモーニングサテライト」(通称:モーサテ)が行った専門家33人へのアンケートでEU残留予想がなんと100%だったという話題を取り上げています。

【参考記事】
EU残留予想はモーサテ100%、ザイFX83%。驚きの英国国民投票・緊急アンケート結果

 そして、この記事でザイFX!は以下のように警鐘を鳴らしていたのでした。

ただ、「モーサテ・サーベイ」で発表された市場関係者の「EU残留予想100%」という調査結果にはやや不気味なものも感じる。ここまで予想が偏っているとなると、EU離脱のケースへの準備が不十分になっていることも考えられ、もしも、予想が外れて、EU離脱となった場合の市場への衝撃度は計り知れないものになるのではないだろうか。

■日銀のマイナス金利導入も大きな話題だった

 年中盤以降のBrexitとトランプ氏当選にかき消されてしまった感はありますが、2016年1月末には日銀がマイナス金利を導入し、これにより、その後、相場も大きく動きました。そのほか、9月に日銀は長短金利操作付き量的・質的金融緩和を導入するなど、2016年は日銀絡みの話題も豊富でした。

【参考記事】
ザイFX!で2016年を振り返ろう!(3) 日銀マイナス金利導入! ヘリマネ騒動も…

 また、2016年1月はじめには中国株式市場でサーキットブレーカーが連日のように発動する中国株暴落があり、これと同時に中国人民元が暴落するなど、2016年はこの他にも金融市場ではさまざまな話題がありました。

【参考記事】
ザイFX!で2016年を振り返ろう!(4) 中国株暴落に原油反発、シン・ゴジラも…

ザイFX!では2016年の年末に「ザイFX!で2016年を振り返ろう!」という記事を8回シリーズで公開しています。その第1回~第4回は【相場編】となっていますが、上記のように、ここまでそれらの振り返り記事も【参考記事】としてリンクして、ご紹介してきました。

■2017年、米ドル/円は130円をめざす!

 さて、このような激動の2016年相場を受けて、2017年はどんな相場が待ち受けているのでしょうか? ザイFX!連載陣の2017年相場見通しが出揃っています。

 まず、一番気になるのはトランプ氏当選決定以降に展開されてきたトランプ相場がどこまで続くのか?ということでしょう。

 そこではじめにご紹介したいのが、2016年9月ごろから早くも「株高・円安」へ回帰する可能性を唱え始めていた西原宏一さんです。

【参考記事】
“上海合意”は破棄とマーケットは認識。米利上げ観測&日銀追加緩和観測高まる!(2016年9月1日、西原宏一)

 西原さんはトランプ氏当選以降もほぼ一貫して、中長期的に米ドル/円は上昇するとの見通しを示してきました。西原さんはスピード調整の可能性はあるものの、2017年も米ドル高は継続し、米ドル/円は130円をめざすという見方を披露しています。

【参考記事】
2017年のドル/円は調整あっても130円へ! リスクオフの円高が継続しないワケとは?(2016年12月22日、西原宏一)

 そして、西原さんと好対照をなしているのが…

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