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田向宏行
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【仮想通貨激論!】広瀬隆雄vs大石哲之(0)
大物2人がツイッター上でにわかに激突!

2017年11月30日(木)19:23公開 (2017年11月30日(木)19:23更新)
ザイFX!編集部

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■仮想通貨を巡って、ツイッター上で深夜の激論!

 つい先日の深夜、筆者(井口稔)が自分のツイッター(@Neko_Iguchi)のタイムラインをふと見てみると、何やら言い争いが起きていた。

 「アホ」という過激な言葉が飛び交っているが、それだけなら、筆者もそんなには驚かなかっただろう。驚いたのはその応酬をしていたのが、広瀬隆雄さんと大石哲之さんだったからだ。

広瀬隆雄さんといえば、外資系証券会社などでキャリアを積んだ金融の世界の専門家。ザイFX!の兄弟サイト、ザイ・オンラインでのコラム「世界投資へのパスポート」はつい先日、連載500回を迎えた。

 広瀬さんは仮想通貨にも並々ならぬ関心を持っているようで、最近は自身のツイッターで仮想通貨関連のツイートを頻繁に行っている。

 ちなみに、決して煽るわけではないが、先ほど「外資系証券会社などでキャリアを積んだ」と広瀬さんを紹介したが、その外資系証券会社の1社はJPモルガン証券

 仮想通貨界では「ビットコインは詐欺発言」ですっかり有名になったジェイミー・ダイモン氏はJPモルガン・チェースのCEOだから、かなり昔の話ではあるが、広瀬さんはそのダイモンCEOと同じグループ会社に在籍していたことがあるというわけである。

【参考記事】
マイナス500万円!? ビットコイン、なぜ暴落? チャイナショック&JPモルガンショックって!?

対する大石哲之さんは仮想通貨といえば、真っ先にこの人の名前が浮かぶという存在。何かと難しい仮想通貨の技術的側面をわかりやすく解説してくれる人だ。

 大石さんは元々、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)出身でコンサルタント、作家として活躍してきたが、今は“仮想通貨界の大御所”と表現した方がしっくりくるのではないだろうか。

 まったくの余談だが、広瀬さんも大石さんも慶應義塾大学卒業の慶應ボーイであり、日本生まれながら、広瀬さんは米国、大石さんはベトナムと、ともに現在は海外に在住しているという共通点がある。

■広瀬隆雄さんと大石哲之さんがザイFX!上でジックリと対論

 このツイッター上での仮想通貨を巡る「広瀬 vs 大石論争」は広瀬さんが大石さんをブロックする形で終わってしまったようなのだが、これで終わってしまってはもったいない。

 短文しか書き込めないツイッター上ではなく、ザイFX!上でジックリと論争してもらってはどうだろうか。そうすれば、大いに読者の参考になるのではないだろうか。

 そう思った筆者は、お二人に恐る恐る打診したところ、意外と(?)すぐにお二人から快諾が得られた。

 今回考えている企画は以下のような「対論」の形を取ることを考えている。

・Aさんが記事を書く

 ↓

・それを読んだBさんが反論を書き、さらに追加の議論を書く

 ↓

・それを読んだAさんが反論を書き、さらに追加の議論を書く

 ↓

(以下、これが続く)

 ただし、大石さんについては諸事情により、大石さんが話した内容を、FXにも仮想通貨にも詳しいライターの高城泰さんにまとめてもらうことを予定している。

■キーワードは「トラストレス」

 そのようなことでザイFX!にて「広瀬 vs 大石論争」を始めたいのだが、ここではまず、シリーズ記事の「第0回」として、お二人のツイッター上での応酬を振り返っておきたい。

 今回、お二人に対論を依頼する際、筆者が仮に立てて、お二人に提示したテーマは「CME上場計画を期に考える仮想通貨の信用性」というものだ。

 「信用性」という言葉を使ったのは、今回のツイッター上の論争で「トラストレス」という言葉が重要な論点になっているように見えたからである。

 ちなみに、一般的な辞書で「トラストレス」(trustless)の意味を調べると、「当てにならない、信用できない、信頼できない、疑い深い」などと書いてある。trust(信用)がless(ない)状態ということになる。

 そして、ビットコインをはじめとした多くの仮想通貨は信頼(トラスト)できる第三者が不在であっても、改竄される心配なく、ブロックチェーンに取引を記録していくしくみになっていることを指して、「トラストレス」という言葉が使われるようだ。

■広瀬隆雄さんが仮想通貨クラスタを挑発!?

 11月28日(火)、日本時間午前0時を回ったころ、広瀬さんは何人かの人への返信を含め、「ブロックチェーンのトラストレス」を巡る連続ツイートを始めた。この時点では大石さんはこの論争に参戦していない。

 なので、以下しばらくは広瀬さんのツイートばかりになってしまうが、今回の論争に関係あると思われる広瀬さんの一連のツイートを引用しておきたい。

 広瀬さん本人が「仮想通貨クラスタを挑発し、揶揄している」と書いているように、一部過激な言葉を交えながら、「仮想通貨クラスタはトラストレス、トラストレスって言い過ぎ! それだけじゃリアルな社会じゃうまくやっていけないよ」といったことがツイートされているように見える。

■午前1時19分、「広瀬 vs 大石論争」の火蓋は切られた!

 ここへ大石さんが参戦してきたのは2017年11月28日(火)午前1時19分の以下のツイートだった。

 そして、仮想通貨が「トラストレス」でも機能するというのは「ネットワーク、プロトコルレベルの話」という話題が大石さんと広瀬さんで交わされていく。

■ビットコインと法定通貨の交換を止めることはできるのか?

 このあたりから、議論が分岐して(ツイートチェーンの分岐!?)、単に時系列順にツイートを並べるだけではわかりにくくなってしまうのだが、以下には仮想通貨が米ドル、日本円などの法定通貨(フィアット通貨)と交換できなくなったら大変ということに関するツイートをまとめた。一部、前段落で引用したものと同じツイートが混じることはご容赦を(これ以下も同様)。

 大石さんが仮想通貨と法定通貨の交換を止めるようなことができるのかと疑問を呈すると、広瀬さんはビットコインについてはもはやできない、ICO(新規仮想通貨公開)は止められると答えている。

 また、大石さんは「広瀬さんがトラストレスの話をわかっていないのではないか」という疑問も呈している。一方、広瀬さんは「仮想通貨と法律」の問題について持論を展開している。

■広瀬さんはなぜ、ビットコインに投資している?

 そして、議論は広瀬さんがビットコインに投資しているのはなぜなんだという応酬に移っていく。そこではビットコイン先物のCME上場計画の話題も広瀬さんから出てきた。

【参考記事】
ビットコインがついに100万円を突破!! CME上場とハードフォーク期待が背景に!?

■ICOは既存の法律から逃げ回っている

 そして、また話題が途中で分岐して、「仮想通貨界の超法的な立場にこだわる人」を巡る応酬となる。

 大石さんは自分の周りにはそんな人はいないと主張。一方、広瀬さんはほとんどのICOは既存の法律から逃げようとしていると指摘。大石さんはビットコインとICOをいっしょにするなと反論している。

 そして、本記事冒頭で掲げた「お前はアホだ」というツイートに至るのだ。

■広瀬さんが大石さんをブロック。この続きはザイFX!で!

 このあたりで大石さんは広瀬さんにブロックされたようで、議論が途絶えた。その後は大石さん自身がここまでの議論をざっくりまとめたものをツイートし、また、ケンカするつもりではなかった、などとも書いている。

 以上、ちょっと長くなったが、本企画を立てるキッカケとなったツイッター上での「広瀬 vs 大石論争」についてご紹介した。

 ツイッターはとてもおもしろいツールだが、短文で即レス可能なことから、つい感情的になってしまうこともあることだろう。

 その点、1本の記事単位で応酬するのであれば、論理的な議論を冷静に進めてもらえて、きっと読者の参考に資するところ大と考える。次回からは広瀬さん、大石さんそれぞれに1つの記事でジックリと持論を展開していただき、対論を続けていただきたいと思っている。

 乞うご期待!

「【仮想通貨激論!】広瀬隆雄vs大石哲之(1) トラストレスを巡る筋書きのない議論開始!」へつづく)

(ザイFX!編集長・井口稔)

【参考コンテンツ】
ビットコイン・仮想通貨の取引所/販売所を比較。取引コストが安いのはどこ?

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