■2017年年間最優秀ストラテジーが決定!
インヴァスト証券[シストレ24]といえば、イスラエルのトレーデンシー社が開発した自動売買専用プラットフォーム「ミラートレーダー」が採用された口座。搭載されているストラテジーから好きなものを選べば、あとは自動でトレードしてくれるサービスだ。
【参考コンテンツ】
●システムトレード(シストレ)口座を徹底比較!:(1)選択型シストレ【ミラートレーダー】
そんなインヴァスト証券[シストレ24]で、年間最優秀ストラテジーを決定する恒例のイベント、「シストレ24 AWARDS2017」が発表となった。
【参考記事】
●2016年最優秀ストラテジーは損小利大で収益率439%! フルオート部門も新設!
●シストレのストラテジーがキャラクター化!? 2015年の最優秀ストラテジーはどのキャラ?
●インヴァスト証券[シストレ24]の2012年、No.1ストラテジーが決定!選ばれたのは…
●シストレ24の2013年最優秀ストラテジーは変幻自在の全相場対応型でプラス121.73%
●「ストラテジーアワード2014」で現在第1位! 驚異の13カ月連続プラスで2399pips獲得!
こちらのイベントは、2015年まで、「シストレ 24 ストラテジーアワード」という名称だったが、2016年から「フルオート部門」が新設されたため、「ストラテジー」という言葉がなくなり、「シストレ24 AWARDS」という名称に変更されている
今回も「ストラテジー部門」と「フルオート部門」の2つの部門で年間最優秀ストラテジーが発表された。
■ストラテジー部門第1位の年間収益率は181%!
はじめに「ストラテジー部門」の結果について紹介しよう。
この「ストラテジー部門」は、2017年12月24日(日)時点の「年間収益率」、「実現損益」、「獲得pips」、「最大ドローダウン」の4部門の上位300位に点数をつけ、総合点数からランキングを決定するしくみとなっている。
インヴァスト証券いわく、このしくみを採用することで実力と人気を兼ね備えたストラテジーを選出することができるそうだ。
それでは、「ストラテジー部門」のトップ3に入ったストラテジーを見てみよう。

第1位は「KingSword(EURUSD)」。年間収益率181.18%、実現損益51万8175円というすばらしい成績を収めた。
ここでいう実現損益とは、決済して実現した損益のことで、含み損益は含まれない。もしかしたら、実現損益がプラスでも含み損がものすごい多いなんて状況も考えられるわけだが、記者が取引履歴を調べてみたところ、「ストラテジー部門」の判定日となる2017年12月24日(日)時点で4ポジションを保有していたが、いずれも大きな含み損は抱えていなかった。
そして以下は、「KingSword(EURUSD)」の月間損益一覧を表したものだ。
こちらを見ると、2017年は1月から8月まで8カ月連続でプラスに。年後半は損失を出した月もあるが、1年間のトータルで見れば大幅なプラスとなっている。
この「KingSword(EURUSD)」は、名称に「EURUSD」と書いてあることからもわかるとおり、取引対象通貨ペアはユーロ/米ドルだ。
そこで、昨年(2017年)のユーロ/米ドル相場をちょっと振り返ってみると、2017年4月の仏大統領選を契機に9月上旬ぐらいまで、ユーロは急上昇した。
【参考記事】
●ザイFX!で2017年を振り返ろう!(2) 英離脱交渉難航!? ECBがテーパリングへ!
●2018年 謹賀新年:「店頭FX会社だけ規制」に変化した新レバレッジ規制問題はどうなる?
以下のチャートを見てみると、ユーロ/米ドルがグングン上昇するのに連れて、緑色の累積損益が積み上がっていくのがわかる。

ただ、記者が調べたところ、「KingSword(EURUSD)」は利食いを小さく、回数を積み上げるタイプのストラテジーのようで、トレンドに乗って爆益を叩き出していくタイプではないらしい。
月間損益一覧を見てみると、ユーロ/米ドルがレンジ相場だった2017年1月~3月においても見事に好成績を出している。
また、同じくユーロ/米ドルがレンジ相場入りしていた9月~12月においては、損益がマイナスになっている月もあるが、4カ月のトータルで見ればプラスをマークしている。
つまり、「KingSword(EURUSD)」は、ユーロ/米ドルの上昇トレンドに乗って利益を積み上げただけでなく、ユーロ/米ドルがレンジ相場だった期間でも、ストラテジーの特性を活かしながら、しっかり利益を出していたというわけだ。
「KingSword(EURUSD)」はレンジ相場でもトレンド相場でもシッカリ利益を積み上げてくれる、非常に頼りがいのあるストラテジーと言えそうだ。
そして、第2位に入ったのは…