昨日は欧州はマンデーイースターでお休み。だから欧州時間は動かなかった。ドル円は106円台の前半でニューヨーク時間に入ったのは、先週の後半から変わらないレベルのままだ。
経済指標などのイベントもないので、期待できるのはトランプ大統領をはじめとする要人発言である。突発的に何か変わったことを言ったりしないと、マーケットは動きようがない。それだけ市場の参加者も少ないのだ。
ニューヨークオープンから米国株は軟調さを強いられた。これは中国との貿易摩擦の激化のせいだとされているが、中国が128品目の報復関税を発表したのはアジア時間である。だから株安が進むのであれば、アジア時間で起こっているはずである。
他に材料を探してもこれといったものはないが、エイプリルフールだということで相手にはされていなかったが、「テスラが経営破綻」とかそういった真正のフェイクニュースが市場のムードを壊したようである。嘘だとわかっていても、反応してしまう。それだけハイテク関連を襲っている暗い影は、根拠のない怯えではないということだ。
米国株が大きく下がっていく一方だったので、さすがにリスクに敏感なユーロ円も下げに向かい、ドル円も105円台に沈んだ。しかし値幅はそれほど大きくもない。必死でリスク回避を行っているようには見えなかった。また下げのスピードものろい。