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第4章 チャートの見方

大底と天井のサイン!? ダブルボトムと
ダブルトップで相場の転換を見極めろ!

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■リバーサルフォーメーションの代表格

ダブルボトムとダブルトップ

 一定の期間を費やして形成されるチャートの形状から、相場の先行きを予測する手法が「フォーメーション分析」です。フォーメーションは2つのパターンに大別されますが、相場が高値圏や安値圏と思われる付近で出現して、トレンドが反転していくフォーメーションは「リバーサルフォーメーション」と呼ばれます。

【参考記事】
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 リバーサルフォーメーションは、その形状から5つのパターンに分類されます。そのなかでも汎用性が高く、多くのトレーダーに支持されているのが、「ダブルボトム」「ダブルトップ」のダブルフォーメーションです。

ダブルボトムは下落トレンドが続いたあとに、相場が安値圏と思われる付近でアルファベットの「W」に似た形状を描いて反発に転じるパターンです。

ダブルボトム

 3が直近安値1の水準を下回らずに下げ止まり、その後、直近高値2を超えていくと、パターンが完成します。2の山を起点に平行に引いた線は、「ネックライン」と言います。

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 一般的には、3の安値は1とほぼ同水準か、1を下回らないことがダブルボトムの条件とされていますが、1と3を結んだ線が右肩上がりとなる「安値切り上げ型」、右肩下がりになった「安値切り下げ型」も、ネックラインを明確に上回ってフォーメーションが完成すれば、ダブルボトムと解釈されることが多いようです。

ダブルボトムの種類

 下のチャートは、ダブルボトムの例です。

ダブルボトムの典型例

(出所:サクソバンク証券

■ダブルトップは相場の反落を示唆!

上昇トレンドが続いたあとに、相場が高値圏と思われる付近でアルファベットの「M」に似た形状を描いて反落に転じるパターンがダブルトップです。

ダブルトップ

 見方はダブルボトムの逆です。2の谷を起点に平行に引いたネックラインを下回った時点で、ダブルトップが完成したと判断します。

 1と3を結んだ線が右肩上がりの「高値切り上げ型」、右肩下がりとなった「高値切り下げ型」も、ネックラインを明確に下回ってフォーメーションが完成すれば、ダブルトップと解釈されることが多いようです。

ダブルトップの種類

 下のチャートは、ダブルトップの例です。

ダブルトップの典型例

(出所:サクソバンク証券

■リターンムーブを見極めよう!

 ダブルボトムやダブルトップでは、ネックラインをブレイクしてパターンが完成したあと、相場がいったんネックライン付近まで戻る、「リターンムーブ」と呼ばれる動きをすることがあります。

 リターンムーブがあった場合は、価格がネックラインを明確にブレイクしてしまうと、ダブルボトムやダブルトップは完結しなかったことになり、ダブルボトムやダブルトップを形成しはじめる前のトレンドへ逆戻りする可能性があります。

リターンムーブ

(出所:サクソバンク証券

 上のチャートのように、リターンムーブのときにネックラインがサポートとして機能すると、上昇トレンドへつながっていく可能性が高くなります。この考え方は、ダブルトップも同じです。

■完成後の相場の到達ポイントが予測できる!?

 ダブルボトムやダブルトップは、パターンが完成すると、新たなトレンドが発生した方向へ、どこまでトレンドが継続するかを、ある程度、推測することができます。要するに、どのぐらいまで上昇するか下落するかを予測できるのです。

 ダブルボトムの場合は下の図のように、ネックラインを上回る直前の谷からネックラインまでの上昇幅を、ネックラインから垂直に上乗せした水準がメドとなります。これは、あくまで最低目標水準という位置づけで、相場の状況によっては、それ以上の上昇も期待できると考えられています。

到達価格の予測方法

 最初の谷とネックラインまでの上昇幅を上乗せした水準をメドにするのが良いとの意見もあります。どちらを活用した方が良いといった明確な決まりはありませんが、安値切り上げ型や安値切り下げ型のパターンでは、2つの間でメドに差が出ることになります。

■本当は出来高も重要だけど…

 日本古来の罫線分析では、ダブルボトムは「二番底(二点底)」や「毛抜き底」、ダブルトップは「二番天井(二点天井)」や「毛抜き天井」と呼ばれて活用されてきました。考え方に違いはありませんが、罫線分析は短い期間を対象としている一方、現代のチャート分析では数週間~数カ月の長めの期間を対象にしているとも言われています。

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 フォーメーション分析はもともと、株価の値動きを分析対象にしたもので、売買が成立した量を表す出来高(できだか)も考慮する必要があると定義されています。出来高の増え方や減り方が、最終的にフォーメーションが完成するのか、前のトレンドへ逆戻りするのかを左右すると考えられています。

 FXの場合は、外国為替市場の出来高を正確に把握することは不可能です。でも、パターンの条件や定義をしっかり覚えておけば、トレンドの転換や新たなトレンドの発生を見極める手段として、有効に活用できると思います。

FX初心者のための基礎知識入門目次

第1章 FXをはじめるには
第2章 FXの基礎知識を身に付ける
第3章 FXをはじめよう
第4章 チャートの見方
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