3月12日(木)■『米小売売上高』と『NY株式市場の動向』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『米小売売上高』と『NY株式市場の動向』にあり。

米国の経済指標は、「小売売上高」と「新規失業保険申請件数」への注目度が高い。
「小売売上高」とは、小売業における売上げに関する指標で個人消費の動向を見るために使われる。耐久財と非耐久財に分けて発表され、比率の高い自動車部門を除いた部分が重要視される。
「新規失業保険申請件数」とは、毎週発表されるものだが、このところの米国の景況感の悪化などから注目度が増している。
本日のメインは「小売売上高」となり、内容次第では相場を大きく変動させそうだ。

また、方向感なく不安定な推移を続けている「NY株式市場の動向」に対する注目も要継続。

その他、「明日から英国でG20財務省・中央銀行総裁会議が開かれる点」や、「来週にFOMCが控える点」にも注意したい。
徐々にこれらのイベントなどに対する思惑などが噴出し、相場の変動要因となる可能性も高いだろう。

今週に入り、「ドル売り傾向」が強まってきており、その動向の行方も気になるところ。

本日のトレード用のエサ
・05時00分：NZ)RBNZ政策金利発表
・08時50分：日)第4四半期GDP【二次速報】
・09時30分：豪)失業率＆新規雇用者数
・21時00分：欧)トリシェ：ECB総裁の講演
・21時30分：米)週間新規失業保険申請件数
・21時30分：米)小売売上高＆【除自動車】
・22時00分：ス)SNB政策金利発表
・22時30分：NY株式市場オープン
・23時00分：米)ガイトナー：財務長官の議会証言【予算関係】

3月9日からの週の為替相場の焦点
▼米国の経済指標
▼NY株式市場の動向
▼金融当局者や要人による発言
▼金融危機や信用不安に繋がるような話題
▼年度末・期末要因やそれに向けた動向
▼3月18日に控えるFOMCへの思惑
▼ユーロ圏の今後の金融政策についての思惑
▼週末に控えるG20財務相・中央銀行総裁会議への思惑

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3月12日(木)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
・RBNZ政策金利発表 ・ECB月例報告 ・SNB政策金利発表 ・13日から英国で、G20財務省・中央銀行総裁会議を控える
05:00		NZ)RBNZ政策金利発表	◎	50bp 利下げ 3.00%	150bp 利下げ 3.50%
06:30		NZ)企業景況感PMI	×	-	42.0
08:50		日)第4四半期GDP【二次速報】 [前期比/前期比年率]	○	-3.5%	-3.3%
				-13.4%	-12.7%
		↑・名目GDP		-1.7%	-1.7%
		↑・GDPデフレータ[前年比]		+0.9%	+0.9%
09:00		豪)消費者インフレ期待	×	-	+2.3%
09:30		豪)失業率	◎	5.0%	4.8%
		↑・新規雇用者数		-2.00万人	+0.12万人
18:00		欧)ECB月例報告	△	-	-
19:00		欧)生産者物価指数 [前月比/前年比]	×	-0.2%	-1.3%
				+0.5%	+1.8%
		欧)鉱工業生産【季調済】	×	-1.0%	-2.6%
20:00		独)鉱工業生産 [前月比/前年比]	△	-3.0%	-4.6%
				-15.5%	-12.0%
		南ア)製造業生産 [前月比/前年比]	×	±0.0%	-4.0%
				-8.0%	-7.0%
21:00		欧)トリシェ：ECB総裁の講演	○	要人発言
21:30		米)週間新規失業保険申請件数	A	64.0万件	63.9万件
		米)小売売上高	AA	-0.5%	+1.0%
		↑・小売売上高【除自動車】		-0.4%	+0.9%
22:00		ス)SNB政策金利発表	◎	25bp 利下げ 0.25%	50bp 利下げ 0.50%
23:00		米)企業在庫	BB	-1.1%	-1.3%
		米)ガイトナー：財務長官の議会証言 【予算関係】	A	要人発言
27:30		英)バーカー：BOE委員の講演	△	要人発言
太字→赤太字の順番で重要。ピンク太字は金融政策関連。ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点

堅調な推移が継続するとみる。しかし、相場がドル売りヨリ傾いた兆しもあり、様子見で控えめに。

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レンジでの戻り売り＆下落追随スタンスは継続。しかし、相場がドル売りヨリ傾いた兆しもあり、様子見で控えめに。

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