ビックイベントを消化しドル買い戻し。『米金融機関の決算発表』と『米経済指標』に注目！

昨日の為替相場は、バーナンキFRB議長が議会証言で為替介入に言及したことやFOMC議事録が利上げに前向きな内容だったことを受け、ドルが買い戻された。
原油価格は下落し、NY株式市場は大幅に反発して終了している。

本日の為替相場の焦点は、『米金融機関の決算発表』と『米経済指標』にあり。

昨日のウェルズファーゴの決算発表でドルが買い戻されたが、米国の金融機関の決算発表は本格化。本日だけで『ブラックロック』、『JPモルガンチェース』、『メリルリンチ』と3社も予定されている。今週の動向を見ると予想よりも良い結果により信用不安やリスク回避の動向が後退する傾向にあり。

米国の経済指標は、『住宅着工件数/建設許可件数』と『フィラデルフィア連銀製造業指数』が予定されている。『FRB議長の議会証言』や『FOMC議事録』といったビックイベントを終え、経済指標の結果には素直に反応しやすいか、もしくは良い結果でのドル買い戻しに利用されやすいと思われる。

大幅に反発したNY株式市場や連日下落している原油価格には引き続き注視したい。

米国以外の材料では、カナダ中銀の金融政策レポートやECB理事会の動向などに気をつけたい。

本日の注目材料
→米国以外
▼加)BOC金融政策レポート公表
→米国
▼米)ブラックロック第2四半期決算発表
▼米)JPモルガンチェース第2四半期決算発表
▼米)住宅着工件数/建設許可件数
▼米)フィラデルフィア連銀製造業指数
▼米)メリルリンチ第2四半期決算発表

今週の為替相場の焦点
・米国の経済指標
・FOMC議事録の内容
・半期の1度のFRB議長の議会証言
・米金融機関の決算発表
・NY株式や原油を中心とした他の金融市場の動向
・信用不安やリスク回避の動向

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今日の重要指標			指標ランク	コンセン サス	前回 発表値
・ECB理事会（政策金利の発表はなし） ・BOC金融政策レポート公表
14:00		日)景気動向調査【改訂値】 [先行CI指数/一致CI指数]	×	-	92.6%
				-	103.0%
18:00		欧)建設支出	×	-	-0.8%
株開前		米)ブラックロック第2四半期決算発表	A	-	-
19:30		米)JPモルガンチェース 第2四半期決算発表	AA	-	-
21:30		米)住宅着工件数	AA	96.0万件	97.5万件
		↑・建設許可件数		96.5万件	96.9万件
		米)新規失業保険申請件数	B	38.0万件	34.6万件
21:30		加)国際証券取引高	△	-	+97.51億
23:00		米)フィラデルフィア連銀製造業指数	AA	-15.0	-17.1
23:30		加)BOC金融政策レポート公表	◎	-	-
29:00		米)メリルリンチ第2四半期決算発表	AA	-	-
要人発言予定(未確認情報含む)
22:10		米)クロズナーFRB理事★講演
■指標ランク について 米指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点

前営業日の動向→FRB議長の議会証言やFOMC議事録でドル買い戻し。 レンジに戻ってしまった。本日はドル買いヨリに考えたい。

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前営業日の動向→FRB議長の議会証言前後でドル売りもその後は多少のドル買い戻し。ユーロ売りも。 相場がどっちに向かうかはここ数日で決まる可能性が高い。史上最高値トライ？それもと買い戻し？

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