ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

ザイFX!キャンペーン比較
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

PIGS問題再燃
正念場の4月相場は材料もいっぱい出てきそう

2010年04月07日(水)19:28公開 (2010年04月07日(水)19:28更新)
持田有紀子

一時4万円超えの「日経平均」や「NYダウ」、最高値更新の「金(ゴールド)」を少額から取引できる【CFD口座】を比較!

 PIGS問題がまた蒸し返されてきた。世界的にイースターなどの祝日明けで、夜に予定されているイベントも少なかった昨日、為替市場も凪の状態が続くのかと思われたのだが・・・。今いちばんの当事者であるギリシャが、IMFの融資がおこなわれるにあたっての条件が厳しいので、IMFには支援を求めたくないと、まるでゴネはじめている?というようなニュースが出てきたのだ。イースター休暇の間に、ギリシャの副首相が「次はポルトガルだ!」などと発言していたこともよくなかったのだろう。

 4月に入ってからというもの、マーケットではリスクテークへの意欲が強く、株高、コモディティ高となっていて、そのような時には上昇しやすいクロス円もすこぶる堅調だった。これにつられて今週はじめにはユーロドルも1.3590付近まで戻す場面もあったほどだ。

 欧州市場の株価は、米国の雇用統計が先週の金曜日に3年ぶりの良いものであったことを、遅ればせながら織り込みにいく好調なスタートとなった。先のギリシャ報道で、すでにユーロドルは朝方の1.34台後半から滑り落ちてきていた。しかし落ちてきた後は1.3400ちょうどのところで何度も止まり、1.3420を上限にして、20ポイント幅を往ったり来たり。ギリシャ政府の高官が必至に報道を否定しているのが効いているのだろうか。

 しかしこういう動き方をしている場合、1.3400台を割れると面白いかもしれない。走り出すと動きが早いことが多いのも、ユーロドルの特徴でもある。私は1.3400ちょうどにストップ注文を置いて、1.3400がついたらユーロドルのショートポジションができる注文を出した。

 私の注文はほどなくダンになったのだが、見ると、ギリシャ国債の利回りも跳ね上がっていた。ドイツ国債との利回り格差は、ユーロ導入後の最大にまで拡がっていたようだ。ユーロドルは1.33台ミドルまでは勢いよく落ちてきた。しかし米国市場がはじまると1.3350台で止まり、微妙に5分足の安値を切り上げてきた。
 確かに目論みどおりに走るには走ったが、100ポイント級のものとはならなかった。やはり参加者はまだ少ないのだろう。深追いしてもあまり分がなさそうなので、私はポジションをクローズすることにした。

 さて、今晩である。
 ドル円の時間足のチャートでは、まだ今週はじめにつけた94.78付近から引いた上値のレジスタンスラインがまだ効いている。そこで私はラインぎりぎりの94.20にロスカットを下げて、前日につくったドル円ショートのポジションの残りでまだ臨み続けている。

 2月に米国が電撃的に公定歩合を引き上げた後、初めておこなわれた3月中旬のFOMCの議事録が公表された。超低金利を「かなり長い期間」続けるという文言に変更があるかが注目されていた。結局、変更はなく、利上げについても、遅れるよりも、早めることによるリスクのほうが高い、という認識だった。

 米国の利上げを囃してのドル独歩高とはなりにくくなった感じもするが、今晩のバーナンキ議長の講演など、要人発言にも振らされる可能性もある。また原油価格は87ドル台に乗せ、戻りの最高値を更新中なので、今晩の原油在庫は気になる。もう一段の上昇となれば、またリスクテークの動きが強まって、ドル円、クロス円ショート勢には苦しい局面となるかもしれない。気をつけておかねば。


日本時間 18時40分

取引コストで比べる スワップポイントで比べる
キャンペーンで比べる 人気ランキングで比べる
最低取引単位で比べる FX会社比較トップページへ
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング)
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.3pips原則固定 1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
【総合3位】 楽天証券「楽天FX」
楽天証券「楽天FX」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.4pips原則固定 1000通貨 28ペア
【楽天証券「楽天FX」のおすすめポイント】
業界上位水準のスプレッドと、株取引で培ったノウハウが活かされた、取引環境の良さが魅力のFX口座です。取引量に応じて楽天ポイントが貯まるので、楽天グループのサービスをよく利用する人にもおすすめ。また、楽天証券には大手ネット証券で唯一の、MT4を使うFX口座「楽天MT4」もあります。
【楽天証券「楽天FX」の関連記事】
■楽天証券「楽天FX」の特徴やスプレッド、スワップポイント、取り扱い通貨ペア数などを紹介!
▼楽天証券「楽天FX」▼
楽天証券「楽天FX」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年4月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

FX会社徹底比較 キャンペーンで比べる 初心者にやさしい 1000通貨取引可能 10種類の項目で比較 取引コスト スワップポイント 通貨ペア レバレッジ 為替ニュース 入出金サービス 注文機能・システム モバイル対応 ロスカット・メール機能 会社の信頼性
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
トルコリラスワップポイントランキング トレーディングビュー記事 ザイ投資戦略メルマガ
トルコリラスワップポイントランキング トレーディングビュー記事 ザイ投資戦略メルマガ
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る