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田向宏行
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

ようやく新首相が決定した英国。
私はポンドドルのショートで臨んだところ。

2010年05月12日(水)19:28公開 (2010年05月12日(水)19:28更新)
持田有紀子

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 ユーロドルが1.26台の前半までゆるんできて、本日の東京市場では1.25台への突入かと思われた。先週のパニックのときにリスク回避でつけた安値の1.2520は完全に視野に入っていて、これも時間の問題といってよいのかもしれない。あまりにも相場が重いので、ユーロドルはショートでしか攻める気はしないのだが、怖いのはたまりすぎたショートポジションのカバーの動きだけである。

 私も何度もユーロ売りで臨んでみているが、やはり大台が変わるほど長くはもちきれない。持って入れてもマックスで50ポイントがいいところだろう。それくらいにギリシア問題で困惑しているユーロを取り巻く環境は悪化していると言えそうだ。

 今朝がたにイギリスの新首相がようやく決定した。別に誰がやっても同じようなものだと思うが、マーケットは13年ぶりに保守党党首が首相となったことに歓迎の意を表してポンド買いの動きとなった。ユーロが全面安をする中でポンドが買われたので、ユーロポンドは急激な下落を演じていた。私はあまりにも注目が集まりすぎてチョッピーな動きしかしないユーロを少し離れて、英ポンドでもやってみようかと考え、欧州オープンを待つことにした。

 臨時にわかに買いを集めといっても、しょせんは欧州通貨である。ユーロドルの動きのうちの90%はポンドドルも同じはずだ。したがって基本路線としてはショートでしか攻めないことになる。そこでここ1、2年のポンドの歴史を振り返ってみると、まさに原油相場と動きを同じくしているのが顕著である。

 2008年の夏に原油価格は147ドルの最高値を付けたときにポンドドルも2.00台に乗せてきたし、その後の2009年に金融危機がクライマックスを迎えようとしたときには原油価格の急落と同時にポンドドルも崩壊している。

 つまりそれだけリスクに対して許容度が限られているということだ。そしてポンドは短期的にも先週に大きな下げを演じて以降は1.50台をなかなか回復できないでいた。
 アジア市場ではモルガンスタンレーにもデリバティブ取引についての調査が入っているというようなニュースも流れて、マーケットも冷やりとした場面もあり、ポンドドルは1.48台ミドルをつけるなどしていた。

 しかし欧州市場に入ると一転してユーロ、ポンドが大幅上昇。朝方にオバマ大統領がスペインの首相に経済改革を実施するように電話会談で要請したというニュースが出ていたが、早速、スペインは財政削減の案を発表したらしい。

 ついにポンドドルは1.50台に乗せてきた。上がってるところを売るのは勇気がいるが、ストップ注文を置けば怖くないと初志貫徹することにして、月曜日の高値1.5054の少し外側の1.5060をロスカットにレベルにして1.5030でショートにした。

 ファーストターゲットは今月の安値近辺で1.44台を狙っているのだが、場合によっては1.40台割れまでも狙ってよいかもしれない。まあ、そのためには株式相場の崩れなど、外部要因の支援が必要であることは言うまでもない。

 それにしてもオバマ大統領の行動を見る限り、アメリカも欧州発の世界的な危機に発展することを恐れていることは間違いなさそうだ。それだけ深刻な問題が進行していると考えたほうがよいだろう。

 本日も海外ではイベントが少ない。アメリカの貿易くらいだが、貿易統計の注目度は完全に薄くなってきている。損切りも置いてあるので、後はマーケット任せにしておこうと思う。


日本時間 18時20分

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