ずっと売り圧力しか見えてこないのだから、もし流れが反転するとしたらやはりADPなどの経済指標によってであろう。テクニカル的にはトレンドフォローとしょうしてドル売りに励むしかないのだから。
そこで考えないといけないのは、ADPは週末の雇用統計の前哨戦であるという点だ。雇用統計への関心が高い分だけ、ADPの結果によって振り回される可能性がある。おまけに本番まで2日以上も間があいてしまうのだ。その間、ADPの結果を見ながらの相場が展開し続けるのだから、馬鹿に出来ないのである。したがって私も通常であればさほどADPを重要視はしていないのだが、2日間も持っているポジションではないので、このデータには素直に従おうと心に決めていた。
結果は就業者数において、1万人ほど予想を上まわった。本来ならば10万人単位の心配をしないといけないところだが、少しでも良い材料を見つけたいところなのだろう。為替相場のほうもドルのショートポジションがたまりすぎてもいたのだろう。強烈なドルの買い戻しが起こった。
私も数字が良かったら買い戻すことにしていたので、素直に85.55で買い戻すことができた。依然としてドル円についてはベアなのであるが、この際は仕方がない。こうなってくると金曜日まではドルの買い戻しが続く可能性のほうが高まってきたので、しばらくはドルを売らないことにする。