ユーロドルが1.19台の大台を割れて、月曜日の東京時間でつけた1.1875という安値を下回ってくると、かなりムードが悪くなっていくことになりそうだ。格付け機関からイギリスの財政赤字を不安視するような話しが伝わってきていた。当然のように、連想的にユーロ売りを助長していた。しかしポンドドルは下落したものの、5月の安値である1.42台に目指すほどでもなく、1.43台後半には踏みとどまっていた。その後に予定されるイベントもほとんどなく、マーケットは基本的に米国市場を待っていた。
ニューヨーク勢が参入してくると、米国株は前日比でプラスマイナスゼロの攻防となった。注目のユーロドルを見てみると、結構しっかりと1.19台前半をキープしていた。とにかくユーロは売られる一方なので、弾みがつけば反発の勢いがでる素地はある。ユーロドルはロスカットレベルを月曜日の安値をメドにすれば、近めに置ける。ちょっとだけスケベ根性を出してロングにしてみることにした。
またしてもこんな際どいところで逆張っているというのも、なんだか因果な性分だと思いつつ損切りを1.1870にして、スモールポーションでユーロドルをロング(@1.1920)にしてみた。ただなんといっても私もユーロには基本がベアスタンスである。ユーロロングのポジションを持って下手に相場を見ていると、思わず余計なことをしそうな気がした。そこで今週の高値付近である1.1990に利食いを置いて、もう相場は見ないことにした。
どうなっているかと、恐る恐る朝になってからポジションを確認してみた。なんとビックリ、利食いがついてポジションはなくなっていた。ユーロドルは1.20台前半もつけていたようだ。しかしユーロドルはたったの100ポイントしか動かなかったことになる。私は損切り50ポイントだから、まあ利食いも70ポイントでもいいかと、ちょっと投げやりな置き方をしたが、ユーロドルの値動きがからすればとってもちゃちなトレードだった(笑)。