これから投資するならやはり海外も視野に入れないと…と考えたときに、有力な選択肢の1つとなるのが「海外ETF」。特に、海外投資ビギナーにとっては、外国株を個別に買うよりハードルはかなり低い商品である。
しかも、日本で買える海外ETFのラインナップは、徐々に増えてきている。
ETFの特徴や魅力について、世界最大のETFブランド「iシェアーズ(R)」を展開するブラックロック・グループの日本法人である、ブラックロック・ジャパンの藤川克己iシェアーズ事業部長に話を聞いた。
■「ETF」は、インデックス投信と株式のハイブリッド商品
ETFとは、証券取引所に上場している投資信託のこと。そのうち日本の取引所ではなく、米国や香港など海外の取引所に上場しているものを「海外ETF」と呼んでいる。
藤川部長は、「ETFはインデックス型の投資信託と同様に、さまざまな指数に連動するよう設計されています。そのため、値動きがわかりやすく、また1銘柄でも分散投資が可能です」とその魅力を説明する。
たとえば、「iシェアーズ(R) MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス・ファンド」(ティッカー:ACWI)であれば、1銘柄で40カ国以上、2400以上の銘柄に投資しているのと同等な投資成果を得られる。
また、上場していることによるメリットも大きいと藤川部長。
「ETFは、株式と同じように市場が開いている間ならいつでも売買が可能です。1日に1回、基準価額でしか売買できない通常の投信に比べると、機動的な取引ができます。
つまりETFは、インデックス型の投信と株式、それぞれのいいところを併せ持ったハイブリッドな金融商品と言ってよいでしょう」
さらに、通常のインデックス投信に比べると、ETFは信託報酬が相対的に低いといったメリットもある。ただし、取引時の手数料については、インデックス投信のほうが安くなる場合もあり、また投信では可能な積立投資が、ETFでは(海外・国内を問わず)できないというデメリットもある。
■「海外ETF」が海外の個別株より買いやすい理由
さまざまなメリットがあるとは言え、海外の取引所に上場している海外の金融商品だと考えると、なんとなく不安…という人もいるかもしれない。
もちろん、外国株と同じ扱いになるため、取引するには外国株(米国株・中国株)の取引口座を開設したり、為替取引を行なって購入資金を用意したりといった、国内株の取引とは違う準備が必要になる。
しかし、それでも海外の個別株に比べると、海外ETFは始めやすいと言える。














