まずは、ユーロ/円の日足チャートをご覧いただきたい。

ユーロ/円は、2009年3月から現在に至るまで、上限は138円台ミドル、下限は126円レベルの「ボックス相場」を形成している。
ちなみに、この期間の正確な高値は139.20-25円。これは「ボックス相場」の上限138円台ミドルを突き破っているが、ユーロ/円はオーバーシュート(行き過ぎ)しやすいため、138円台ミドル〜139.20-25円のゾーンは、いわゆる「だまし」だと考えている。
同様に、この期間の正確な安値は124.35-40円で、これは「ボックス相場」の下限126円レベルを突き破っているが、ユーロ/円はオーバーシュートしやすいということを考慮すると、126.00円から124.35-40円のゾーンは「だまし」だと考えている。
■目先は130.00円を完璧に下抜けられるかがポイント!
また、ユーロ/円は、2009年1月頃の安値を起点としたサポートラインがいくつか引ける。チャートでは、サポートラインを「ピンクの破線」と「青の破線」で表示した。
そして、先週後半からの下落によって、ユーロ/円はサポートラインを下にブレイクし、「ユーロ売り・円買い」のシグナルを発したと考えている。
ユーロ/円は急落し、いったんは130.00円を割り込んだものの、足元では小反発している。ただし、基本的な流れは下落だろう。
目先の下値メドは126円レベルだが、その前に、130.00円を完璧に下抜けられるかどうかがポイントとなる。
■英ポンド/円も「売りシグナル」が点灯した!
次に、英ポンド/円の日足チャートをご覧いただきたい。

英ポンド/円は、上限が163円レベル、下限が146円台ミドルの大きな「ボックス相場」を形成していた。
しかし、9月24日(木)には、下限の146円台ミドルを割り込んでおり、「英ポンド売り・円買い」のシグナルを発したと考える。
ちなみに、英ポンド/円には、「ボックス相場」を下抜ける前に、2009年1月頃の安値を起点としたサポートラインがいくつもあったが、それらをことごとく下にブレイクし、さらには「ボックス相場」を下抜けている。
その形状から、「ダブル・トップ」が完成したと考えている。

松田 哲
(まつだ・さとし)
早稲田大学法学部卒業。三菱信託銀行、フランス・パリバ銀行、クレディ・スイス銀行などを経て、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーとして活躍。現在は松田トラスト&インベストメント代表取締役として、法人・個人向けコンサルティング業務を行っている。著書『外貨崩落』(技術評論社)などで米ドル/円相場、クロス円相場の下落を見事的中。他に『FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?』(技術評論社)、『FXの教科書』(扶桑社)、『投資で浮かぶ人、沈む人』(PHP研究所)、『FX「シグナル」を先取りして勝つ!』(技術評論社)などの著書がある。
執筆者のサイト
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