■豪ドル/円が「買い」で2カ月連続のトップに
外為どっとコム総合研究所では、今後注目している通貨ペアについてもたずねている。
今後注目している通貨ペアについて、「買い」で注目されている通貨ペアは、1位が2カ月連続で豪ドル/円の35.2%、2位が米ドル/円で31.9%、3位がユーロ/円で10.4%、4位がユーロ/米ドルで5.5%、5位が英ポンド/円で4.8%となった。

一方、「売り」で注目されている通貨ペアは、1位が米ドル/円で27.2%、2位がユーロ/円で26.8%、3位がユーロ/米ドルで15.3%、4位が豪ドル/円で13.7%、5位が英ポンド/円で6.5%の順となった。
■今後3カ月間の米ドル/円の見通しは?
最後に、今回の特別質問項目として「今後3カ月間の米ドル/円の見通しについてお答えください( ひとつだけ)」とたずねたところ、「米ドル高・円安方向」と答えた割合が48.6%と最も多く、次いで「おおむね横ばい」が27.8%、「円高・米ドル安方向」が23.6%と続いた。
冒頭の質問で、今後1カ月間の見通しについてたずねた結果と比較すると、「米ドル高・円安」を予想する向きが1カ月間では33.0%であったのに対し、3カ月間では48.6%と増加。
これらを併せて考えると、米ドル/円は足元ではもみ合いが続くものの、中期的には上昇に向かうというのがFX投資家の平均的な予想のようだと外為どっとコム研究所では分析している。
また、予想の理由を自由記述形式で回答してもらったところ、米ドル高予想の理由として「米国経済の回復基調」を挙げる声が多く、一方で、円高予想の理由としては「中国人民元の上昇につれ高」や「決算期末の3月に向けて本邦企業のリパトリ活発化」などが挙げられていたとのことだ。

さらに、2つ目の特別質問項目として「あなた個人の景況感はいかがですか?(ひとつだけ)」とたずねたところ、「あまり変化なし」が58.2%と過半数を占め、次いで「悪くなっている」が25.7%、「良くなっている」は16.1%という結果になった。
昨年10月に行った第17回調査で同じ質問をした際の回答割合は「あまり変化なし」が47.5%、「悪くなっている」が45.5%、「良くなっている」が7.0%であった。
「悪くなっている」が大きく減少した一方で、「良くなっている」が増加しており、この3カ月間でFX投資家の景況感は大きく改善した格好だ。
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(ザイFX!編集部・小林由二)
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