
■ユーロ/米ドルの今後、どうなる?
ユーロは対米ドルでこのところ順調に値を伸ばし、3月22日(火)には高値1.4249ドルをつけ、昨年11月以来の高値更新となりました。
ユーロは、ECB(欧州中銀)の4月の利上げ期待を背景に、これまで上昇してきました。

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また、世界の中央銀行が準備通貨を多様化しようとする動きに押され、債務や加盟国の破綻リスクを抱えながらも買い進められるという大きな流れに乗っていることが、ユーロを下支えする要因ともなっています。
■市場の関心が、日本の地震から徐々に欧州問題へ
3月11日(金)に起きた日本の大震災によって、市場の目は日本の動向に注がれていました。市場では円買いが優勢となり、米ドル/円は一時76.74円の戦後最安値をつけました。

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地震が日本経済に与える打撃、放射性物質の拡散問題等、日本の未来に関する懸念が山積みとなっており、市場の目はこの問題に奪われる形となっていました。
しかし、その間にリビアには多国籍軍が軍事介入を行い、ポルトガルは政権崩壊の危機に直面するという状況になっています。
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