(「わずか10分で、投じたお金が最高20倍に! 「みんなのバイナリー」をやってみた(1)」からつづく)
※本記事公開後、「みんなのバイナリー」の取引条件はいくつかの点で変更されました。詳しくはトレイダーズ証券のウェブサイトなどでご確認ください。
トレイダーズ証券「みんなのFX」がこの8月にリリースした「みんなのバイナリー」。前回はその概要についてお伝えしたが、今回は実際に記者が取引してみた模様などをレポートしよう。
■消費者物価指数の激変を期待する!?
記者が「みんなのバイナリー」を取引したのは8月18日(木)の夜。ザイFX!の「今日の為替はこれで動く!」をチェックすると、この夜の米国経済指標発表は次のようになっていた。

狙うとすれば、週間新規失業保険申請件数と消費者物価指数が発表される午後9時30分か、フィラデルフィア連銀景況指数、中古住宅販売件数などが発表される午後11時だろう。
経済指標発表で為替がドーンと動くところを狙って、「みんなのバイナリー」を購入する作戦だ。
今のマーケットでは8月26日(金)のジャクソンホール講演でバーナンキFRB議長がQE3(追加量的緩和策第3弾)を示唆するかどうかが注目されている。
でも、今の米国はインフレ率がそれなりの高さなのだから、QE3はできないだろうという説もある。であれば、消費者物価指数が一際注目され、為替も大きく動く可能性が高いのではないか…と記者は素人考えを巡らせ、午後9時30分に狙いを定めた。
すると、「みんなのバイナリー」では、購入時間が午後8時50分~午後9時35分、判定時刻が午後9時45分という「第5回」が狙い目となる。

米国の経済指標発表だから米ドル/円を狙うのが自然なのだろうが、この頃の米ドル/円はどうも動きが鈍い印象だった。そこで、それならユーロ/円を狙おうと思ったのである。
■ちょっとしたサプライズで30銭ほど動けば的中に!
「みんなのバイナリー」では今、1000円キャッシュバックをやっている。だから、「みんなのバイナリー」で購入できる最低価格=500円のチケットを2つ購入すれば、ダタで「みんなのバイナリー」を体験できる。
そして、経済指標の発表でどちらに動くかなど事前にはわからないから、レートが下がる方とレートが上がる方、両方に1つずつチケットを購入しようと考えた。
すると、「みんなのバイナリー」の取引が始まり、チケットの価格が表示された瞬間、その価格が結構高かったので目算が狂った。その前の回までは500円で買えるチケットがあったのだが、今回はすべて当初1000円以上になっていた(前回説明したように、この価格は変化する。実際、この後、時間が経つと500円のチケットも出現した)。
「みんなのバイナリー」のロジックは経済指標発表も含めて組まれているのだろうか? そうは甘くない現実を思い知らされた。
まあ、気を取り直して、ユーロ/円の目標レート「↓109.680円」というチケットを価格1100円で1枚購入。
この時点のユーロ/円のレートは109.994円ぐらいだった。目標レートとの差は約31銭。経済指標でちょっとしたサプライズがあれば、十分到達可能な値幅だろう。
下の画面は購入直後のものだが、この「↓109.680円」というのは一番下の目標レートで、チケット価格が一番安いものとなっている。
この場合、判定時刻のレートが109.680円を少しでも下回っていれば、“的中”となり、1万円を受け取ることができる。
■上がっても下がっても儲かる夢の状態!?
さて、キャンペーンでもらえるのは1000円で、チケット価格は1100円だから、すでに100円の“足が出ている”。
とはいえ、普通のFXトレードでは「上がるか、下がるか」でいつもすごく悩んでいるわけだから、ここは「上がっても下がっても儲かる」という「みんなのバイナリー」ならではの状態にしておきたい。
そこで、先ほどは円高方向へ賭けるチケットだったので、今度は円安方向へ賭けるチケットを購入することにした。しかし、ユーロ/円のチケットはちょっと高かったので、今度は米ドル/円を購入することに。
米ドル/円は「↑76.840円」というチケットを700円で1枚購入した。これで判定時刻に米ドル/円が76.840円を少しでも上回れば“的中”となり、1万円がもらえることになる。
下の画面は米ドル/円「↑76.840円」のチケット購入直後のものだ。
これはすべてのチケットの中で目標レートが一番上のものとなっているが、このときのレートは76.579円であり、目標レートとの差は26銭程度。これも十分到達可能な値幅に思えた。
■フィラデルフィア連銀が大変なことに!
さて、あとは待つばかり。記者はもう1万円が当たったような気分になっていた。
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)