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吉田恒の「データが語る為替の法則」
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【2012年相場見通し(3)】記録的な割高と
なっている豪ドル/米ドルのカギを握るQE3

2011年12月27日(火)15:31公開 [2011年12月27日(火)15:31更新]

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■豪ドルは対米ドルで記録的な割高に!

 まずは、「資料4」をご覧ください。

資料4

 豪ドルの適正価格の目安である購買力平価は、対米ドルでは0.7ドル程度です。その意味では、1ドル前後の豪ドルは、適正価格より40%以上といった具合に、記録的な割高になっているわけです。

 次に、「資料5」をご覧ください。

資料5

 「資料5」をみると、対円の購買力平価は70円程度ですから、豪ドルが90円になると30%近く割高になりますが、80円前後なら十数パーセントの割高にとどまっている計算になります。

 このように、豪ドルは対米ドル、対円ともに割高なのですが、その程度がかなり違うようなのです。

 つまり、1豪ドル=1米ドルという水準は記録的な豪ドルの割高であるのに対し、80円は極端な割高ではないし、70円台になるとほとんど豪ドルの割高感はなくなってしまうわけです。

■豪ドル相場はQE3実施の有無がカギとなる

 なぜ、このように、豪ドルは、対米ドルと対円で割高の度合いに大きな差がみられるのでしょうか。その根本をたどると、FRBの量的緩和の影響が注目点の1つとなりそうです。

 「資料6」は、豪ドルの対米ドル相場と、コモディティの総合指標であるCRBインデックスを重ねたものですが、両者は、2010年11月のQE2を前後し一段高となりました。

資料6

 代表的な資源国通貨である豪ドルがCRBインデックスと相関関係が高いのは当然ですが、その両者が上昇し、豪ドルの対米ドル相場が1ドルの大台を突破する動きが、QE2開始のあとから広がったわけです。

 その意味では、先ほど見てきた対米ドルでの記録的な豪ドルの割高拡大は、QEが大きく影響しているようだと言えるでしょう。

 以上から、対円はともかく、対米ドルの記録的な豪ドルの割高が2012年も続くか、それとも修正が本格化に向かうかのカギは、QE3が実施されるかどうかだと言えそうです。

 QE3の可能性が残る中では、豪ドル高・米ドル安の流れが大きく崩れることはないのでしょう。ただ、QE3の可能性がないとなれば、豪ドル安・米ドル高の可能性が高くなりそうです。

■QE3が実施される可能性はあるのか?

 では、QE3はあるのでしょうか?

 FRBがQE政策を続けてきたのは、「100年に一度の危機」一巡後も、景気回復期待が裏切られる、「裏切りの景気回復」が続いてきたことが背景でした。ただ、それは、2012年にかけて変わり始めているのではないでしょうか。

 「資料7」は、2007年からの米国のインフレ率の推移と、1990年バブル崩壊後の日本のインフレ率、そして2000年ITバブル破裂後の米国のインフレ率を重ねたものです。

 ITバブル後のインフレ率、そして、今回の米国のインフレ率は、バブル後の日本のインフレ率とは異なり、上昇に転じたことがわかるでしょう。

資料7

 「裏切りの景気回復」で、インフレ率の低下が続いてきたからQE2まで必要となったわけです。しかし、インフレ率が上昇に転じた中では、QE3を行う可能性は低いのではないでしょうか。

 QE3を実施しないとの見通しになると、これまで述べてきたように対米ドルでの記録的な豪ドルの割高は本格修正に向かう可能性があると思います。

 一方、対円での豪ドルは、80円前後なら極端な割高ではないので、それほど豪ドルが急落するということでもないのではないでしょうか。

 むしろ、QE3を実施する必要がないというのは、「裏切りの景気回復」の変化=「真の景気回復」への転換の可能性ということだと思うので、その中で豪ドルが適正価格の目安となる購買力平価70円より大きく割安になる可能性は低いのではないかと私は思います。

吉田恒の「データが語る為替の法則」
吉田 恒 (よしだ・ひさし)

1985年、立教大学文学部卒業後、自由経済社(現・T&Cフィナンシャルリサーチ)に入社。同社の代表取締役社長、また、投資情報事業を展開するT&Cグループの持ち株会社であるT&Cホールディングス取締役などを歴任。2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケット エディターズ」の日本代表に就任。また、「M2J FX アカデミア」の学長も務めている。
一方、国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的におこなっている。2000年のITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年の円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。著書に『さよなら円高』『YENの悲劇』(ともに廣済堂出版)、『投資に勝つためのニュースの見方、読み方、活かし方』(実業之日本社)、『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)、共著に『通貨大動乱』(総合法令)がある。また、DVDに『こうすればFX予想は当てられる!』(パンローリング)がある。

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