■「パートナーズFX」米ドル/円スプレッド0.7銭→0.5銭に
マネーパートナーズは2012年3月1日(木)より、店頭FX取引口座「パートナーズFX」の米ドル/円スプレッドを「0.7銭原則固定」から「0.5銭原則固定」に縮小した。
この縮小スプレッドが適用されるのは、午前9時から翌日の午前3時まで。
つまり、取引量の多い時間帯には、「0.5銭」というスプレッドで取引ができるわけだ。
■主要FX会社の米ドル/円スプレッドを確認する
この「米ドル/円スプレッド『0.7銭原則固定』から『0.5銭原則固定』へ縮小」という内容にご記憶のある方もいるかもしれない。
というのも、ザイFX!では、2月22日(水)にトレイダーズ証券[みんなのFX]が米ドル/円スプレッドを「0.7銭原則固定」から「0.5銭原則固定」へ縮小した記事を掲載したばかりなのだ。
また、3月1日(木)には、ヒロセ通商とJFXがユーロ絡みの通貨ぺアのスプレッドを縮小するなど、いまだに主要FX会社のスプレッド縮小競争が続いているようだ。
改めて、この米ドル/円「0.5銭」というスプレッドの水準を確認すべく、ザイFX!の「FX会社徹底比較!」で取り上げている主要FX会社について、米ドル/円スプレッドを狭い順から確認してみた。
現在の米ドル/円の最狭スプレッドは「0.4銭」。GMOクリック証券[FXネオ]、DMM.com証券[DMM FX]、サイバーエージェントFX[外貨ex]の3社に、この「0.4銭」というスプレッドが見られる(なお、DMM.com証券[DMM FX]とサイバーエージェントFX[外貨ex]はキャンペーンのスプレッド)。
つまり、今や米ドル/円スプレッドの「0.5銭」は、業界最狭に肉薄する2番手のスプレッドというわけだ。
■米ドル/円スプレッド「0.5銭原則固定」は業界最狭水準
次に、米ドル/円スプレッドに「0.5銭」が出てくるFX会社が何社あるのか確認してみよう。

表を見ると、米ドル/円スプレッドに「0.5銭」が登場するFX会社は6社(7口座)、さらに、原則固定なのは、今回取り上げたマネーパートナーズ[パートナーズFX]、そして、トレイダーズ証券[みんなのFX]とFXトレード・フィナンシャル[高速FXプロコース]の3社のみだ。
それ以外の3社(4口座)では、「0.5銭」という数値は見られるものの、幅を持たせている。
つまり、これらのスプレッドは変動スプレッドというわけだ。
以上から、米ドル/円スプレッド「0.5銭原則固定」は、十分、最狭水準と言えるだろう。
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